ぷりサガ! 〜ボクの妃は×××〜
『ぷりサガ! 〜ボクの妃は×××〜』は、
2006年7月28日にDisAbelから発売された恋愛アドベンチャーゲームです。その後、コンシューマ版や18禁版、携帯アプリ版など、様々なプラットフォームで展開されました。
ゲーム概要
本作の最大の特徴は、ヒロインとの恋愛だけでなく、主人公の能力育成に重点が置かれている点です。プレイヤーは、剣術科、魔術科、槍術科など、様々な学科の中から一つを選択し、ミニゲームなどを通して能力を上げていきます。能力を高めることで、物語の展開やエンディングが変化します。
2007年には、アーベルからヒロインが追加されたコンシューマ版『ぷりサガ! 〜プリンセスを探せ!〜』が発売されました。さらに、
2008年には18禁版『ぷりサガ! X』、
2009年にはミニシナリオを追加した『ぷりサガ! PORTABLE』が発売され、シリーズの幅を広げています。
あらすじ
物語の主人公は、ラ=グランシュ王国の第二王子であるレミリス=バーンクライブ。しかし、彼は身分を隠し、王立アルケミスト養成学校で退屈な日々を送っていました。なぜなら、第一王子以外は存在を知られていないため、将来は誰にも知られることなく王宮で暮らすことが決まっていたからです。
そんなある日、レミリスの兄である第一王子ゲオルグ=ラ=グランシュが、親善航海の最中に海難事故で行方不明になってしまいます。兄の死にショックを受けるレミリスでしたが、彼は王位を継承しなければならなくなります。王位継承の条件は、即位式典までに最高の成績を収めることと、将来の妃となる人物を見つけること。レミリスは、王位を継承するために、様々な困難に立ち向かっていきます。
登場人物
レミリス=バーンクライブ
本作の主人公。ラ=グランシュ王国の第二王子。剣術科に所属しており、剣の腕は確かだが、座学は苦手。女性に全く興味がなく、朴念仁な一面も。しかし、一度愛した女性のためには全力を尽くします。
ミランダ=グレイス=アリシューザ
アリシューザ家の騎士。剣術科の首席で、レミリスを一方的にライバル視しています。聡明で騎士道精神に溢れていますが、過去の出来事から家の汚名をすすぐために一流の騎士を目指しています。
ガーベラ=ガーデルハイト
養成校始まって以来の才媛と呼ばれるほど優秀な魔術師。魔術科に所属しており首席。クールで真面目な雰囲気ですが、時々突拍子もない行動に出ることも。ホットケーキが好きで、剣術科を目の敵にしています。
ジェシカ=オルティス
レミリスの幼なじみで、槍術科に所属。トップクラスの実力者。家庭的で面倒見がよく、レミリスのことを弟のように思っています。過去の出来事から、人の死を人一倍恐れています。
エルザ=フォルゲンバウアー
弓術科に所属する少女。百発百中の腕を持つ狙撃主。寡黙で物静かなため近寄りがたい雰囲気ですが、どこか人とずれた感覚を持っています。行方不明になっている兄を捜しています。
アリーシャ=ヴァジュラ
体術科に所属する姉御肌の少女。100人に一人の逸材と言われるほどの実力者。レミリスたちとは顔なじみで、朝の食事を共にすることもあります。過去の出来事から、復讐のために体を鍛えています。
ジャスミン=ローザ
コンシューマ版より登場。忍術科に所属する神出鬼没な少女。腐女子であり、レミリスとロイの絡みを妄想しています。幼い頃に内乱で兄を亡くしており、形見の青塗りのダガーを持っています。
フェイ=クリストフ
コンシューマ版より登場。薬学科に所属する小柄な少女。薬学の知識が豊富で、教官の助手のような存在。ボク少女で、黒い手袋をはめているのが特徴。マナが消える持病を患っており、その治療のために養成校で勉強しています。
用語解説
ラ=グランシュ王国
150年前にドレークの反乱によって建国された王国。豊富な資源と自然の要塞によって守られています。
王立アルケミスト養成学校
ドレークの参謀であったサレム=ファレンハイトへの恩賞として設立された学校。騎士養成学校として知られています。
デス=バレル
養成校の最高の成績で卒業した者に贈られる魔道アイテム。王となる資質を証明する証です。
スタッフ
原画:
龍牙翔、bomi、ウエノタツヒコ、るかひ、ほかたまごろー
シナリオ:奈美平、遠野ひびき、EQ、長谷川寛
音楽:筒井香織
主題歌:風になりたい
作詞:おだちえり
作曲・編曲:雪蛍
歌:青葉りんご