ほんとうに映った!監死カメラ

ほんとうに映った！監死カメラ

『ほんとうに映った！監死カメラ』は、2012年からリリースが開始されたホラーに特化したオリジナルビデオシリーズです。一般的な心霊ドキュメンタリーとは一線を画し、街中に設置された監視カメラが偶然記録したとされる心霊現象や怪奇現象の映像を中心に構成されている点が最大の特徴です。このユニークなコンセプトにより、視聴者は日常の中に潜む恐怖を感じることができます。

シリーズの構成要素

本シリーズは、主に二つのパートから成り立っています。一つは、入手したとされる監視カメラ映像そのものを提示するパート。もう一つは、その映像が撮影された場所、あるいは関連する場所へスタッフが実際に足を運び、周辺の調査や関係者への取材を行うパートです。これにより、単なる映像集にとどまらず、ドキュメンタリーとしての側面も持ち合わせています。

また、シリーズを通して定番となっているのが、魔術堂を主宰するKATOR氏の登場です。KATOR氏は、持ち込まれた映像に対し、独自の視点や知識に基づいた解説や考察を行います。彼の存在が、シリーズに独特のアクセントを加えています。

加えて、第3作および第4作においては、他の有名なホラービデオシリーズである『ほんとにあった! 呪いのビデオ』の16巻から22巻、ならびに76巻から81巻で使用されたBGMが流用されています。

制作スタッフと出演者

本シリーズのナレーションは、声優の鈴木智晴氏が担当しています。

制作陣には、多くのスタッフが携わりました。

主なスタッフは以下の通りです。

プロデューサー:
浦野太（第1巻〜第17巻）
有馬顕（第1巻〜第17巻）
監督（ディレクター）:
市瀬裕士（第1巻）
石井聡（第2巻）
福田陽平（第3巻〜第4巻）
田中佑和（第3巻〜第4巻）
坂井田俊（第5巻〜第7巻）
加賀賢三（第5巻〜第7巻）
寺内康太郎（第6巻〜第17巻）
監修:
坂本一雪（第2巻〜第16巻）
寺内康太郎（第17巻〜）

現場での取材やアシスタント業務を行う演出補としても、多数のスタッフが関わっています。具体的な担当巻数と氏名が判明しているスタッフは以下の通りです。

内田直之（第1巻）
西村俊一郎（第1巻）
柏田藤子（第1巻）
小林大地（第1巻）
松田英訓（第1巻）
石井寛人（第2巻）
木村千尋（第3巻〜第4巻）
渡辺康（第3巻〜第4巻）
前田沙織（第3巻〜第6巻）
金田萌黄（第3巻〜）
松崎翔平（第5巻〜第6巻）
田原イサヲ（第5巻〜第6巻）
鳥居康剛（第7巻〜第8巻）
辻沢綾香（第7巻〜）
松下幸史（第8巻〜第10巻）
小山亮太（第9巻）

シリーズの展開

『ほんとうに映った！監死カメラ』シリーズは、2012年から毎年途切れることなく新作が発表され、2019年にリリースされた第17作をもって一旦その歴史に区切りをつけました。しかし、このユニークなコンセプトはそこで途絶えることなく、2019年7月3日からは、シリーズコンセプトを受け継ぐ形で新たなシリーズ『帰ってきた！監死カメラ』がスタートし、現在に至ります。

監視カメラという日常的な存在が捉えた非日常的な映像を基盤とする本シリーズは、多くのホラーファンに支持されました。その探求は、形を変えながらも現在も続いています。

もう一度検索