ほんまか 電話リクエスト

MBSラジオ　懐かしの番組『ほんまか電話リクエスト』

1976年秋から1977年春にかけて、MBSラジオで放送された『ほんまか電話リクエスト』。平日ナイターオフを彩った人気番組として、多くのリスナーの記憶に刻まれているのではないでしょうか。番組名のユニークさ、そして何よりも魅力的だったのが、リスナー参加型の企画でした。

夢の香港・マカオ旅行！

『電話をかけて香港・マカオへ行こう！』をキャッチフレーズに掲げた本番組の最大の魅力は、そのタイトル通り、リスナーが電話でリクエストを送信し、抽選で香港・マカオへの豪華旅行が当たったことです。2週間に1名、3泊4日の旅がプレゼントされ、当時としては非常に魅力的な企画だったと言えるでしょう。この企画は、番組の大きな話題となり、リスナーの熱気を高める大きな要因となりました。多くのリスナーが電話を片手に、旅行を夢見てリクエストを送信したのではないでしょうか。

平日昼の人気番組の後継

『ほんまか電話リクエスト』は、平日昼に放送されていた『グアムグアムリクエスト』の夜版という位置づけでした。昼間に好評だったリクエスト形式の番組を、夜にも放送することで、より多くのリスナーに番組を楽しんでもらうという狙いがあったと考えられます。そのため、番組のスタイルや雰囲気は『グアムグアムリクエスト』を踏襲しつつ、夜ならではの落ち着いた雰囲気や、大人向けの選曲などが取り入れられていたかもしれません。

タイトルの由来

番組タイトル『ほんまか電話リクエスト』の「ほんまか」は、関西弁で「本当か？」という意味です。同時に、番組の目玉企画である「香港・マカオ」とを巧みに掛け合わせることで、リスナーの興味を引く、覚えやすいタイトルとなっています。このタイトルからも、番組が関西圏のリスナーをターゲットとしていたことがわかります。

豪華パーソナリティ陣

番組をさらに魅力的に彩ったのは、曜日ごとに異なるパーソナリティ陣でした。

月曜日: 水谷勝海、石川香代子
火曜日: 伊東正治、鈴木美智子
水曜日: 松井昭憲、水無瀬さつき
木曜日: 三宅定雄、太田恭子
* 金曜日: 上岡龍太郎、佐藤良子

それぞれの曜日で異なるパーソナリティの組み合わせにより、番組に変化と深みを与え、リスナーは自分の好みのパーソナリティの曜日を選んで聴取することができたでしょう。特に、金曜日に出演していた上岡龍太郎は、当時人気司会者であったことから、多くのリスナーを魅了したのではないでしょうか。

番組の反響

残念ながら、番組の具体的な視聴率データや、リスナーからの反響に関する情報は現時点では入手できません。しかし、番組が1977年4月まで放送されたこと、そしてリスナー参加型の企画が好評であったことから、一定の視聴率とリスナーからの支持を得ていたと考えられます。

終わりに

『ほんまか電話リクエスト』は、そのユニークな企画と豪華なパーソナリティ陣によって、多くのリスナーから愛された番組でした。短い放送期間ではありましたが、ラジオ黄金時代を彩った番組の一つとして、その記憶はこれからも語り継がれていくことでしょう。この番組を聴いていた世代の方々にとって、懐かしい思い出の一コマとして、心に残る番組だったのではないでしょうか。

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