ぼくの彼女はウエートレス

ぼくの彼女はウエートレス

『ぼくの彼女はウエートレス』は、重野なおき先生による日本の4コマ[[漫画]]作品。芳文社の雑誌『まんがホーム』と『まんがタイムオリジナル』で連載されました。タイトルは槇原敬之さんの楽曲からインスパイアされています。

概要

物語は、喫茶店「With」を舞台に、ウェートレスの星野アリスとサラリーマンの山本トシミツの恋愛を中心に展開します。マスターや個性豊かな常連客たちとの交流が、コミカルに描かれています。

舞台

喫茶「With」

マスター（間宮圭太）が経営する喫茶店。物語の主要な舞台です。経営状況は常に赤字気味ながらも、マスターは次々と新メニューを開発。コーヒーとパスタに自信を持っています。

店内は、自動開閉式の食器棚やプラネタリウムなど、マスターこだわりの設備が満載。しかし、その多くは実用性に欠け、トシミツが頭をぶつけるなど、災難に見舞われることもしばしば。床下には古井戸があり、アリスは何かが出てくるのではと心配しています。

大中央出版株式会社

トシミツが勤務する会社。彼の仕事風景は、主に第3営業部で描かれます。営業成績が張り出されるものの、チーフの成績がトシミツより低いため、すぐに剥がされるのがお約束。トシミツがクリスマスにアリスのために会社の電気を使って巨大なクリスマスツリーを作り、減給処分を受けたこともあります。

主な登場人物

星野アリス

喫茶「With」で働くウェートレス。23歳。トシミツと交際しています。ショートヘアが特徴で、普段はカチューシャをつけています。明るくサバサバした性格で、異性からも同性からも人気があります。料理好きを自称しますが、腕前はイマイチ。物語の途中から料理教室に通い始めます。お酒に強く、パチンコや競馬などのギャンブルも嗜みます。

山本トシミツ

大中央出版株式会社の第3営業部で働く23歳のサラリーマン。アリスと交際中。身長192cmと長身で、「With」の入り口によく頭をぶつけます。真面目な性格で、営業成績は優秀。甘党で、コーヒーに大量の砂糖を入れます。ギャンブルは苦手で、お酒を飲むと奇行に走る癖があります。

間宮圭太

喫茶「With」のマスター。31歳。ハゲ頭が特徴。人の心に敏感で、手先が器用。離婚歴があり、別れた妻のことを気にしています。従業員のアリスとトシミツのカップル以外には、嫉妬心を抱くことも。

田中くるみ

マスターの娘。10歳。おませな性格で、父譲りのコーヒー通。大人の言葉の意味を理解できず、勘違いすることもあります。暴走族やクラブのママなど、交友関係が広い一面も。

田中佐和子

トシミツの上司。30歳。実はマスターの別れた妻。経営センスがあり、後に独立して会社を興します。料理は苦手。

大橋哲弥

アリスの高校の同級生。アリスにアタックするも、受け入れられず、トシミツをライバル視。物語終盤でアメリカへ転勤します。

その他

新井、謎の女性客、ボクサー男、ポッター針井、女子高生A、岩川さんとその部下達、受験生、星川きらら、福森豊、岸朝男など、個性的なキャラクターたちが物語を彩ります。

書誌情報

芳文社より「まんがタイムコミックス」として、全3巻が刊行されています。

2002年1月23日発行 ISBN 4-8322-6236-X
2003年2月18日発行 ISBN 4-8322-6279-3
* 2004年8月18日発行 ISBN 4-8322-6351-X

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