まつやまたかし

まつやま たかしとは

まつやま たかし（本名：松山孝司）は、1957年11月17日生まれの日本のイラストレーターです。岐阜県に住んでおり、彼のキャリアは多岐にわたります。

来歴

まつやまは関市立関商工高等学校を卒業後、日本デザイナー学院での学びを経て、デザインスタジオでの職務を経験しました。1981年からは、著名な漫画家・鳥山明のアシスタントを務めました。彼は『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』といった人気作品に関与したことで知られています。特に『Dr.スランプ』では、ペンギン村のさまざまな建物や風景を手がけ、また『ドラゴンボール』では亀仙人の家やナメック星などの背景画を担当しました。

興味深いことに、松山が鳥山のアシスタントに就任したのは、鳥山が彼をスカウトしたことがきっかけです。松山は勤めていたデザイン事務所を辞め、鳥山の自宅近くへと移り住みました。その後、彼は『所ジョージの世田谷ベース』や『Daytona』の「シネマプラス+」などの雑誌でも作品を掲載され、2013年にはまつやまたかし展を開催しました。また、2014年にはトヨタ博物館の25周年企画としてオリジナルイラスト「物語る博物館へ」を制作しました。最近では「MOTOR PANIC2」シリーズを発表しています。

さらに松山はカスタムフィギュア制作にも情熱を持っており、1979年から1989年の間にタミヤ・フィギュアコンテストでは連続入選を果たしました。彼が登場する『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のエピソードでは「改造人形コンテストの巻」にも描かれ、松山兄弟のモデルとなっています。

人物像

プライベートでは趣味としてプラモデル制作や映画鑑賞、さらにはインテリアやクルマ、カメラ、ビリヤード、キャンプ、料理、バレーボール、廃材アートなど多岐にわたります。彼が尊敬するアーティストには鳥山明や江口寿史、小森誠、及川正通、レオ・シューウェルなどが挙げられます。

松山は『ドラゴンボール』で鳥山の唯一のアシスタントとして知られ、特に主人公・孫悟空の髪の毛のベタ塗りに苦労したエピソードが有名です。アシスタントの負担を軽減するために、鳥山は孫悟空を超サイヤ人に変身させました。これにより、松山は「超サイヤ人」の誕生に寄与したとも言えます。

著作

まつやま たかしは自身の作品を通じて様々なジャンルに挑戦しています。

• - 『MOTOR PANIC』（1992年、架空社）
• - 『自分で建てたあこがれのアメリカンハウス』（1999年、山海堂）
• - 『トムとジェリーをさがせ！びっくりタウンは大さわぎ』（2015年、河出書房新社）

彼の作品は、イラストのみならず、独特の視点やキャラクター描写を通じて多くの人々に影響を与え続けています。

まとめ

まつやま たかしは、鳥山明のアシスタントからスタートを切り、今や日本のイラストレーターとして独自の地位を築いてきました。彼のクリエイティブな活動は多岐にわたり、アートの世界に新しい風を吹き込んでいます。

もう一度検索