まるむし商店

まるむし商店について

まるむし商店（まるむししょうてん）は、1977年に結成された日本の漫才コンビであり、吉本興業の大阪本部に所属しています。漫才コンビとしては1983年にデビューを果たし、1985年には吉本興業に入ることになります。コンビの活動前は他の事務所に在籍していた経歴を持っていますが、桃山学院大学の落語研究会を経て、なんばグランド花月や祇園花月などの本公演でのパフォーマンスを行っています。

芸風とスタイル

彼らの芸風は主に「しゃべくり漫才」で、ユーモアで観客を魅了しています。特徴的なのは、ボケとツッコミの役割がネタや場面によって入れ替わる「ダブルボケ」スタイルです。このスタイルは観客にとって新鮮であり、独自の楽しみ方を提供しています。また、コンビとしてだけでなく、各メンバーが単独の活動を展開する機会も多く、幅広い才能を生かしたパフォーマンスを展開しています。

コンビ名の由来

まるむし商店というコンビ名は、結成当初に天神橋六丁目の喫茶店で2人が考えました。その時期、動物や虫を使った名前のコンビが流行していたため、「まるむし」と名付けることになりました。更に、「天六」からの連想もあり、「商店」を付け加えて「まるむし商店」と決定された経緯があります。

メンバーのプロフィール

磯部公彦（いそべ きみひこ）は、大阪府枚方市出身で、現在66歳です。立ち位置は向かって右側であり、大阪市立桜宮高等学校と桃山学院大学を卒業しています。趣味は釣りや野球であり、ピン芸人としても活動しています。

彼は『ちちんぷいぷい』でリポーターを務めており、その活動は視聴者の心をつかみました。吉本に入った理由は「金持ちになりたかった」と語り、家庭では母親に「公彦ちゃん」と親しまれています。ただし家庭内では妻には頭が上がらず、ユーモラスなエピソードで笑いを提供しています。

一方、東村雅夫（ひがしむら まさお）は、大阪府大阪市出身で、66歳です。彼は立ち位置が向かって左であり、主に映画鑑賞や競馬などを楽しむ節約家でもあります。大学を卒業後には某スーパーマーケットでの勤務経験があり、ドケチな一面でも知られています。

活動と受賞経歴

このコンビは多くのテレビ番組に出演し、いくつかの受賞歴を持ちます。1985年には上方漫才コンテストで優秀賞を、1986年には上方お笑い大賞の銀賞を受賞しました。さらに2003年にはハンズ大賞にも入選します。

まとめ

まるむし商店は、ユーモアと多彩な芸風で観客を楽しませる漫才コンビです。彼らは漫才だけでなく、個々にもパフォーマンスを行い、多くのファンに愛されています。これからの活躍にも期待が寄せられる存在です。

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