まろまゆ

まろまゆ

『まろまゆ』は、氷川へきるによって描かれたギャグ漫画作品であり、『電撃萌王』（メディアワークス→アスキー・[[メディアワークス]]）にて連載されていました。

この作品は、『ぱにぽに』に登場する人気キャラクター、桃瀬くるみを主人公に据え、彼女が働く「喫茶エトワール」での日常をコミカルに描いています。

概要

物語の主な舞台は、東京都大田区に存在するという架空の商店街、桃月西口商店街にある喫茶店「喫茶エトワール」です。主人公の桃瀬くるみを始め、登場キャラクターや舞台設定が氷川へきるの他の作品（『ぱにぽに』など）と共通しているため、作品同士がリンクするようなエピソードも存在します。

掲載誌が『ぱにぽに』の連載誌『月刊Gファンタジー』よりもさらにマニアックな雑誌であったため、作品の内容も『ぱにぽに』以上にマニアックなパロディやギャグがふんだんに盛り込まれているのが特徴です。

各話の構成は、まず表題（4コマぶち抜き）があり、続いてストーリー形式の4コマ漫画が数本掲載されます。そして、最後の1ページには1ページ漫画、または「喫茶エトワール」の求人広告のような情報ページが掲載されるのが基本的な構成となっています。

また、『ぱにぽに』のアニメ版である『ぱにぽにだっしゅ!』にも本作のキャラクターが登場することがあり、特に第18話では「まろまゆ」のキャラクターである妙子がメインとなり、物語の終盤は「喫茶エトワール」を舞台にした内容が展開されました。

小ネタ

『ぱにぽにだっしゅ!』第20話に登場する「南条グループCM」（日立グループ企業CM「日立の樹」のパロディ）の中で、南条グループの傘下企業として「喫茶エトワール」の名前が登場します。ただし、実際の作品設定において南条グループの傘下であるかどうかは、現時点では明らかにされていません。

『ぱにぽに』では、極力実在の人物の名前を出すことを避けたり、名前をそれとなく変えたりする配慮がされていましたが、本作では『ヴァンドレッド』など、実在するアニメ作品が店長の所持するDVDを通じて登場します。また、過去には声優の大原さやかの名前が登場したこともあります。

17話には『ニニンがシノブ伝』のサスケが登場していますが、これは原作者の許諾を得ているとのことです。

ドラマCD

2006年9月22日にフロンティアワークスよりドラマCDが発売されました。また、本作の「特別編」CDが電撃萌王2006年10月号の付録となっています。キャスティングは原作『ぱにぽに』のドラマCD版を踏襲しており、アニメ版『だっしゅ!』のキャスティングとは異なっています。

キャスト

くるみ：川澄綾子
店長：藤原啓治
魔法少女猫：松岡由貴
妙子：後藤邑子
棟梁：石井康嗣
玲：雪野五月
カッパ：津久井教生
ツバサ：神田朱未
ユナ：松来未祐
マカポン：今野宏美
先生：斎藤千和
外国人：鈴木達央
格闘家：出村貴
司会：土門仁

単行本

電撃コミックスEX　アスキー・[[メディアワークス]]より全2巻が発売されています。

第1巻 初版 2005年6月10日 ISBN 9784840230988
第2巻 初版 2008年8月10日 ISBN 9784048672474

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