みやこ祭

みやこ祭（Miyako Festival/Miyako Matsuri）

『みやこ祭』は、東京都立大学南大沢キャンパスで開催される大学祭です。学生が主体となって企画・運営を行い、地域住民や卒業生も訪れる賑やかなイベントとなっています。

概要

みやこ祭は、2005年の首都大学東京（現・東京都立大学）開学初年度から始まりました。毎年11月上旬の文化の日を含む3日間で開催され、学生が主体となって企画・運営を行っています。3日間で約3万人が訪れる、首都圏でも中規模の学園祭ですが、近年注目度が増し、来場者数は増加傾向にあります。
東京都立大学では荒川キャンパスでも青鳩祭が開催されていますが、相互交流は行われていません。

沿革

2005年：首都大学東京開学。大学祭名称が「みやこ祭」に決定。
2007年：大学祭常任委員会から広報局が発足。
2008年：大学祭常任委員会が解体。新たに大学祭運営会が発足。
2013年：開催時間が22:00までに短縮。
2016年：開催時間が21:30までに変更。
2020年：新型コロナウイルス感染症の影響で中止。
2022年：開催再開。

由来

名称は、現大学の母体となった東京都立大学と首都大学東京に共通する「都」の文字から取られました。都立大の伝統を継承しつつ、首都大として新たな発展を目指す意味が込められています。「都」には、多くのものを集める、充実して立派であるという意味もあり、統合によって設立された大学にふさわしいとされました。

テーマ・ロゴ

毎年、大学祭実行委員会がテーマを決定します。テーマは春に決定され、パンフレットやポスターに掲載されます。歴代のテーマは英単語が多く、その年の委員の願いや思いが込められています。ロゴもテーマ決定後、実行委員会または一般公募によって原案が集められ、実行委員会の互選で決定され、様々な場面で使用されます。

会場

会場となる南大沢キャンパスは、都内でも有数の広さを誇ります。東西に細長い形状で、会場を見て回るだけでも時間がかかります。大きく分けて本部・文系ゾーン、交流ゾーン、理系・スポーツゾーンの3つのゾーンがあります。

本部・文系ゾーン

南門を入ってすぐの場所に位置し、特設ステージや模擬店が立ち並びます。1号館や7号館の教室、講堂では、講演会やコンサートなど様々な企画が開催されます。

交流ゾーン

生協、図書館、国際交流会館などがあり、文化交流施設が集まっています。生協広場に特設ステージが設置され、模擬店も多数出店します。図書館前にはトリックアートが設置されています。
学生ホールには大学祭本部と安全委員会の本部が設置され、大学祭運営の中枢を担っています。

理系・スポーツゾーン

理系の研究室や実験室、運動施設があるゾーンです。フリーマーケットやTECHNO SQUAREが開催されるほか、研究室の公開などが行われます。野球場では花火が打ち上げられ、多目的運動場が観覧のために開放されます。

運営

東京都立大学南大沢キャンパス大学祭運営会が、みやこ祭の開催・運営を担っています。大学祭総会、実行委員会、安全委員会が下部組織として置かれ、実行委員会と安全委員会が実質的な運営を執り行っています。

大学祭総会

最高決定機関として、実行委員長によって召集されます。体育会、文化部連合、サークル連合の代表者が構成員となり、予算案や規約の改廃など、大学祭の方向性を決定します。

実行委員会

大学祭に関する業務の執行機関です。来場者、参加学生、教職員等の窓口として機能します。実行委員会は「めぽ」という通称で呼ばれることもあります。

安全委員会

会場の管理、安全確保を目的とする機関です。実行委員会から選出された委員や、学生団体からの代表者によって構成されます。

供託金・補償金制度

参加団体に対して、大学構内施設の保護や汚損・破損防止を目的とした供託金・補償金制度があります。

会議

5月から12月にかけて、出演者や関係者を対象とした会議が開催されます。参加準備会議や模擬店設置会議など、様々な会議を通して、大学祭の運営に関する事柄が決定されます。

運営経費

企業からの協賛金、学生自治会、同窓会からの援助金、学生及び教職員からの寄附金によって賄われています。

広報活動

学内では立て看板、学外に対してはポスターやビラ、公式サイト、Twitterなどを利用して広報活動が行われています。

パンフレット・リーフレット

公式パンフレットは有料で販売され、福引券やクーポンが付属しています。リーフレットは無料で配布され、マップやタイムテーブルなど、大まかな内容が記載されています。

みやこ祭実施企画

本部企画と一般企画があり、様々な企画が実施されます。

本部企画

実行委員会が主催する企画で、子供実験教室、学生漫才GP、お笑いライブなどがあります。

一般企画

屋内企画、模擬店企画、特別参加企画などがあります。

環境に対する取り組み

実行委員内で「チームeco」を立ち上げ、ごみの分別徹底やリサイクル活動など、環境に配慮した活動を行っています。

関連項目

東京都立大学 (2020-)
大学祭

外部リンク

みやこ祭公式ホームページ（存在する場合）

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