みやま柳川インターチェンジ

みやま柳川インターチェンジ：九州自動車道のアクセスを向上させた地域活性化インターチェンジ

みやま柳川インターチェンジは、福岡県みやま市瀬高町本吉に位置する九州自動車道のインターチェンジです。2009年3月29日に供用開始されたこのICは、地域活性化インターチェンジとして、鞍手ICとともに国土交通省の認可を受けました。

アクセス向上への貢献

九州自動車道の八女ICと南関ICの中間に位置するみやま柳川ICは、それまで八女ICまたは南関ICを利用する必要があったみやま市や柳川市周辺の住民にとって、九州自動車道へのアクセスを劇的に改善しました。特に、観光客の送迎や物資輸送の効率化に大きく貢献し、地域経済の活性化にも繋がっています。以前は、これらの地域から九州自動車道を利用するには遠回りが必要で、観光ツアーの計画においても大きな課題となっていました。しかし、みやま柳川ICの開通により、その不便さは解消されました。

名称の由来と構造

当初は、設置場所が瀬高町（現みやま市）であったことから「瀬高インターチェンジ」という仮称が用いられていました。しかし、みやま市と柳川市の両市による設置促進期成会の要望を受け、現在の「みやま柳川インターチェンジ」と改称されました。この名称は、両市へのアクセス向上を目的としたものです。インターチェンジ自体はみやま市東部に位置しています。

みやま柳川ICは、門司IC方面からの流出ランプと鹿児島IC方面への流入ランプが平面交差するT型のインターチェンジです。他の同様のインターチェンジでは信号機が設置されている場合がありますが、みやま柳川ICには信号機は設置されていません。流出ランプが優先で、流入ランプは一時停止となっています。

事業費と料金所

総事業費は44億円にのぼり、そのうち約26億円を福岡県が負担しました。本体工事費は5億円です。加減速車線部と料金徴収施設は西日本高速道路が負担しています。接続道路は県道であるため、主に県が負担しました。

料金所は、入口に2ブース（ETC専用1、ETC/一般1）、出口に2ブース（ETC専用1、一般（時間帯によりETC/一般）1）が設置されています。

沿革

• - 2004年6月29日：工事着手
• - 2004年12月：第1回国土開発幹線自動車道会議にて整備計画変更が了承
• - 2005年1月30日：整備計画決定
• - 2009年3月29日：供用開始

接続道路

直接接続している道路は福岡県道775号本吉小川線バイパスです。間接的に国道443号、国道443号三橋瀬高バイパス、福岡県道774号飯江長田線と接続しています。

周辺のインターチェンジ

みやま柳川ICの隣接するインターチェンジは、上り方面が八女IC、下り方面が南関ICです。

みやま柳川ICは、地域のアクセス向上に大きく貢献した重要なインターチェンジとして、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

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