みんなでニホンGO!

『みんなでニホンGO!』の概要

『みんなでニホンGO!』は、NHK総合テレビで放送されていた日本語をテーマにしたバラエティ番組です。この番組は、2009年10月にパイロット版が放送され、2010年4月にレギュラー版がスタートしました。番組が取り扱うのは、日本語の中で違和感を覚える表現についての議論です。ゲストや一般視聴者、合計100人がそれぞれの意見を交わし、日本語の使用における新たな視点を提供しました。

放送形式

初回のレギュラー放送は2010年4月1日でしたが、2010年9月にはその放送が終了しました。その後も、2010年12月には単発版が制作され、後に続編として「セカイでニホンGO!」が登場します。この続編は2011年7月に放送が開始され、主に日本独自の文化を掘り下げ、海外の視点を取り入れつつそれらがどのように報道されているかを探る内容になりました。

出演者と司会

『みんなでニホンGO!』のレギュラー版では、長年にわたり船越英一郎が司会を務め、そのほかにアンタッチャブルの山崎弘也らが出演していました。松本あゆ美は、この番組に通して存在した司会者の一人で、時には「ことばおじさん」としてコメントを行いながら議論にも参加しました。番組では、毎回数名のゲストタレントや一般視聴者も加わり、独自の見解が交わされる形式でした。また、海外からのパネラーも多く参加し、日本語の特異性についての体験談が語られました。

続編の「セカイでニホンGO!」では、加藤晴彦と松本あゆ美が司会を務め、青井実が新たに参加しました。番組の形式としては、青井が司会しつつ、他のメンバーが円卓でディスカッションを行うというスタイルが採用されました。

番組のコーナー

番組内にはいくつかのコーナーがありました。「ザキヤマの逆におせえて!」では、日本語の普段使っている言葉の由来や意味について、外国人が説明する形式で、参加者の興味を引きました。また、「今週のなんかへんなかんじ」というエンディングコーナーでは、全国から寄せられた独特の言い回しや看板を紹介し、視聴者との対話を深める場となっていました。他にも、「NEWSセカイ一周」では、日本が国際的にどのように報じられているかを取り上げました。

書籍と関連作品

番組の盛況を受けて、2010年7月には、番組関連の書籍が2冊出版されました。『みんなでニホンGO!オフィシャルブック』では、正しい日本語の使い方や表現が多角的に解説され、もう一冊の『松本あゆ美のNHK講座』では、日本各地の珍しい言葉に焦点を当ててまとめられています。

この番組は、ただのエンターテインメントに留まらず、日本語や文化について深く考える機会を与えてくれる貴重な存在でした。今も多くの人々の記憶に残る番組の一つとなっています。

もう一度検索