みんなの童謡

「みんなの童謡」は、NHK総合テレビジョンで2000年4月1日から2013年3月21日まで放送された、3分間のミニ番組です。

番組の概要

NHKでは1961年から音楽ミニ番組『みんなのうた』を放送していました。当初は外国の楽曲や既存の童謡も多く放送されていましたが、徐々にオリジナル曲の比率が高まり、それらの楽曲は日本のポピュラー音楽、いわゆる“J-POP”の影響を受けるものが多くなりました。

そのような状況を受け、「教育的な観点から童謡や唱歌に特化した番組が必要である」という声が上がり、それに応える形で『みんなの童謡』はスタートしました。

『みんなの童謡』は『みんなのうた』とは異なり、実写映像を使用し、季節感を出すために月ごとに曲目を変更。さらに、その曲が誕生した背景にあるエピソードも紹介していました。また、流行歌の中から番組の趣旨に合うものを取り上げることもありました。

2000年の放送開始から13年間放送されましたが、2013年3月21日をもって番組は終了し、後継番組は制作されていません。

放送時間

総合テレビ：木曜 15:12 - 15:15

過去の放送時間

2008年9月まで：土曜 18:42 - 18:45
2010年3月まで：第2以外の日曜 11:50 - 11:53

また、他の国内チャンネルやNHKワールドでも随時放送されていました。

楽曲について

番組で放送された楽曲は、日本の童謡や唱歌が中心です。

注釈:

番組内で「文部省唱歌」と紹介されているものは、大日本帝国文部省が制定した唱歌です。日本国文部省（現在の文部科学省）は、このような唱歌の制定は行っていません。したがって、「文部省唱歌」はすべて1945年以前に作られた楽曲です。

番組でのバック演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団によるものが多く使用されています。

DVD・CD

NHKエンタープライズからDVDとCDが発売されています。

DVD

みんなの童謡 第1集（NSDS-9079 2005年6月24日発売）
みんなの童謡 第2集（NSDS-9080 2005年6月24日発売）
みんなの童謡 第3集（NSDS-9081 2005年6月24日発売）
みんなの童謡 第4集（NSDS-11694 2008年1月25日発売）

CD

みんなの童謡コレクション 〜赤とんぼ〜（NSCA-10455 2008年1月23日発売）
* みんなの童謡コレクション 〜春の小川〜（NSCA-10456 2008年1月23日発売）

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