みんな出て恋恋来い!

『みんな出て恋恋来い!』の概要

『みんな出て恋恋来い!』は、1983年の10月8日から1984年の3月24日まで、フジテレビ系列で放送されたバラエティ番組です。この番組は毎週土曜日の19:30から20:00の時間帯に放送され、特に小学生を主役に据えた新しいスタイルの番組として知られています。レギュラーキャストには、山口良一、小柳みゆき（後に小柳友貴美）、そして嶋大輔の3人が起用され、彼らの軽快なトークやパフォーマンスが番組の魅力となっていました。

オンエアの流れ

番組のオープニングでは、まずレギュラーの3人がテーマソングを熱唱し、続いて世の中の退屈な出来事を紹介する「つまらなゼミナール」が行われました。このコーナーでは、日常に潜む面白さやユーモアを引き出すことがテーマとなっていました。その後、ユニークなコスチュームをまとった男性による「踊りが出るぞー!」のコールがあり、楽しいオープニングダンスが展開されました。

番組の前半パートには、実際の町角を訪れたカメラによって小学生たちが自由に意見を述べる「すたこらステーション」と、スタジオにいる小学生たちが活発な討論を繰り広げる「小学生討論座談会」の2つのコーナーが設けられていました。これらのコーナーを通じて、子供たちの率直な意見やクリエイティブな発想が随所に見られ、観覧者に楽しませていました。

続いて放送の後半では、一般公募で集まった大学生以上の女性と小学生たちによるトークバトル「ポケポケスッポン」が行われ、世代を超えたコミュニケーションが促進されました。このコーナーは、見ている者にとっても新しい視点や発見があり、和やかな雰囲気の中で進行されたことが特徴でした。

エンディング

番組の締めくくりには、再び登場した農家の青年姿の男性が「落書きボード、下りてこーい!」と叫び、スタジオに巨大な落書きボードが降りてくる演出がありました。このボードには、小学生たちが番組の思い出を落書きとして残していくのです。このような体験を通じて、子供たちの創造性が引き出され、楽しい思い出として心に刻まれました。また、その際には必ず銅鑼を叩く演出が施され、視聴者にとっても印象的なフィナーレとなっていました。

放送局

この番組は主にフジテレビで制作され、富山テレビ、石川テレビ、福井テレビなどでも同時放送されました。全体的に、子供たちの視点から大人たちの世界を柔らかく描き出し、視聴者に楽しさと思い出を提供することを目的としていた番組です。

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