もえスポ

もえスポ

東日本放送（KHB）で、2018年3月24日から2022年3月27日まで放送されたスポーツ情報番組。

概要

本番組は、それまで放送されていた楽天イーグルス応援番組『燃えよ!EAGLES』とベガルタ仙台の情報番組『ベガchan』を統合・発展させる形で誕生しました。宮城県を拠点とするプロスポーツチーム、具体的にはプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス、Jリーグのベガルタ仙台、そしてプロバスケットボールの仙台89ERSを中心に、県内の様々なスポーツに関する話題を取り上げることを主な目的としていました。地元プロチームの最新情報や試合結果、選手インタビューなどが番組の柱となっていました。

放送時間の変遷

番組開始当初、2018年3月24日から2019年9月28日までは、毎週土曜日の17時00分から17時25分までの25分間放送されていました。この時間帯は、KHBが東北楽天ゴールデンイーグルスの試合を中継する『KHBスーパーベースボール』の放送枠に近かったため、野球中継が延長された際には、本番組の放送時間が短縮されたり、場合によっては休止となることもありました。

2019年10月改編では、テレビ朝日系列で放送されているアニメ『ドラえもん（第2期）』が、それまでの金曜19時台から土曜17時00分に移動することになった影響を受け、本番組も放送時間帯を変更することになりました。2019年10月6日からは、毎週日曜日の11時00分から11時50分までの50分番組となり、放送時間が大幅に拡大されました。この時間帯での放送は、2020年9月27日まで続けられました。

さらに、2020年10月4日からは、再び放送時間が変更され、最終回を迎える2022年3月27日までは、毎週日曜日の16時30分から17時25分までの55分間放送されました。このように、『もえスポ』は放送期間中に二度、曜日や時間帯、放送時間を変更しながら放送が続けられました。

特筆される放送回と出来事

放送時間が日曜午前に移動した最初の回となる2019年10月6日は、特別編成として「松島ハーフマラソン」の会場から中継が行われました。この際には、レギュラー出演者であるアシスタントの稲村亜美さんと橋本真帆さんも現地から出演しました。また、同じ日の放送内では、KHBアナウンサーの伊藤大悟さんが、福岡ヤフオクドームからプロ野球パ・リーグクライマックスシリーズ1stステージ第2戦の直前情報をリポートするという中継も行われました。

しかし、その翌週にあたる2019年10月13日は、令和元年東日本台風（台風19号）による甚大な被害を受け、予定されていた番組放送は急遽変更され、ANN報道特別番組が編成されたため休止となりました。

出演者

番組は通常、メインMCを務める江尻慎規さんと、アシスタント2名のうちいずれか1名、そしてKHBアナウンサー2名のうちいずれか1名の、合計3名体制で進行されていました。特別な企画や放送回では、出演者が増員されることもありました。

主なレギュラー出演者は以下の通りです。

江尻 慎規（メインMC）
稲村 亜美（アシスタント）
橋本 真帆（アシスタント、放送開始 - 2020年9月）
加川 潤（KHBアナウンサー）
岩崎 心平（KHBアナウンサー）
伊藤 大悟（KHBアナウンサー、放送開始 - 2022年1月）

また、準レギュラーやゲストとして、以下のような方が番組に出演しました。

岡田 彰布（元プロ野球選手、野球解説者）- 「もえスポ最高顧問」として出演。
志村 雄彦（元プロバスケットボール選手、仙台89ERS GM）- 「もえスポ顧問」として出演。
* G.G.佐藤（元プロ野球選手、野球解説者）

過去には、番組開始から2019年3月まで、当時KHBアナウンサーだった高木玲さんも出演していました。

番組の終焉

『もえスポ』は、約4年間の放送に幕を下ろし、2022年3月27日の放送をもって終了しました。番組終了後、東日本放送では後継番組として『サンデーチャージ!&スポーツ』の放送を開始。この番組でも、引き続きスポーツ情報が取り扱われています。

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