もしかして I LOVE YOU.

「もしかして I LOVE YOU.」

「もしかして I LOVE YOU.」は、1982年8月25日にリリースされたシャネルズ（後にラッツ＆スターとして知られる）の第8枚目のシングルです。このシングルは、同年に発表されたアルバム『SOUL SHADOWS』からのリカットシングルとして、特に大きな注目を集めました。

この楽曲の大きな特徴は、当時まだデビュー前だった鈴木雅之の姉、鈴木聖美とのデュエットによっている点です。そのため、このシングルは「シャネルズ+1」という名義でリリースされ、彼らの独自なスタイルを際立たせました。シャネルズは、コーラスやメロディにおいてグループの特色を持ちながらも、鈴木聖美の参加によって新たな深みを加えた楽曲を提供しました。

リリース当初から、表題曲である「もしかして I LOVE YOU.」とカップリング曲「ミッドナイト・ベイ・ブルース」には、それぞれ異なる魅力がありました。表題曲は、田代マサシの作詞、村松邦男の作曲によるもので、独特のリズム感とメロディの美しさが特徴です。一方、カップリング曲「ミッドナイト・ベイ・ブルース」は、麻生麗二が作詞を手掛け、鈴木雅之が作曲を担当しています。こちらもまた、シャネルズのコーラスワークが生かされた楽曲です。

このシングルは、その後もリバイバルなどで何度も注目されることになり、1996年に行われたシャネルズの再集結ライブにおいて、鈴木聖美が参加したことが話題となりました。ライブのオープニング曲として、そのデュエットが披露されると、観客は久々に聴く彼女の歌声に心を奪われました。

また、両曲の編曲を手掛けたのは、シャネルズのメンバーである村松邦男です。彼の手による編曲は、楽曲に新鮮なアレンジを加え、聴く人々の心を掴む要素となりました。

「もしかして I LOVE YOU.」は、そのキャッチーなフレーズと大胆なメロディ、そして参加アーティストの多才さによって、リリース以来多くのリスナーに愛され続けています。シャネルズの音楽的な魅力は、彼らのユニークなハーモニーと相まって、今なお多くのファンに支持されています。デュエット形式の楽曲は、ただのラブソングを超えて、深い感情を引き出す作品へと昇華されているのです。このように、音楽の中での出会いや共演は、時を超えて感動を与え続けるものだと言えるでしょう。

もう一度検索