もっと 姉、ちゃんとしようよっ!

『もっと 姉、ちゃんとしようよっ!』 作品解説

『もっと 姉、ちゃんとしようよっ!』は、きゃんでぃそふとより2010年7月30日に発売されたアダルト恋愛アドベンチャーゲームです。過去作『姉、ちゃんとしようよっ!』シリーズの系譜を継ぎつつ、ストーリーとキャラクターを一新した完全新作として登場しました。時間軸は2010年を舞台としています。

概要

本作は「新・姉属性ハートフル恋愛アドベンチャー」をジャンルとして掲げ、姉との恋愛を軸に「家族」や「自分の居場所」といったテーマを描いています。主人公とヒロインの関係だけでなく、他の姉や家族との交流も丁寧に描かれており、温かい家庭の雰囲気が魅力です。

原画は、ういろうそふと作品で実績のあるすめらぎ琥珀が担当。キャラクターデザインの苦労話や、普段あまり描かない男性キャラを描けた喜びなどが語られています。

シナリオは、新人であるかずきふみが担当しています。

アフターストーリー

ファンディスクとして『もっと 姉、ちゃんとしようよっ! アフターストーリー』が発売されました。本編エンディングから半年後を舞台に、ヒロインごとの後日談が描かれます。ユーザーからの「イチャラブな後日談が見たい」という要望に応え、制作が決定しました。各ヒロインのアフターストーリーはパラレルワールドとして展開されます。

+PLUS (コンシューマー移植版)

PlayStation Vita/PlayStation Portable版として『もっと姉、ちゃんとしようよっ! +PLUS』が発売されました。新ヒロイン・和泉わかばが追加され、新規CGや文章の調整、新主題歌の追加などが行われています。

ストーリー

北海道で寮生活を送っていた主人公・一条走馬は、父が倒れたという知らせを受け帰郷します。父親の余命宣告を受け、実家に戻ることを決意しますが、それは父親と知人の医者が仕組んだ嘘でした。しかし、故郷での新たな生活を始めることになった走馬は、過去の出来事から家族に対して負い目を感じていました。母親の死に際に立ち会えなかった後悔から、家族の厄介者だと感じていたのです。姉たちに打ち明け、家を出ようとする走馬でしたが、長女の楓子に諭されます。家族の愛情を再確認した走馬は、新たな学園生活を始めることになり、初めての恋愛が始まろうとしていました。

登場キャラクター

一条家を中心に、個性豊かなキャラクターが登場します。

一条 走馬: 主人公。幼い頃に両親を亡くし、一条家の養子となる。過去のトラウマから内向的な性格。
一条 楓子: 長女。母親代わりの存在で、家族への愛情が深い。料理が得意。
一条 灯華: 次女。学園長を務めるしっかり者だが、家ではだらしない一面も。
一条 境: 三女。クールで運動神経抜群だが、恥ずかしがり屋で恋愛経験がない。
一条 鈴音: 四女。明るく活発な性格で、学園のアイドル的存在。
一条 澪緒: 五女。小柄で幼い外見だが、姉としての愛情も深い。アニメ好き。
一条 昌和: 走馬の育ての親。学園長。


その他、明日原家のキャラクターや学園の生徒など、魅力的なキャラクターが多数登場します。

スタッフ

企画・監督: マイルドセブンスター
キャラクターデザイン・原画: すめらぎ琥珀
シナリオ: かずきふみ
* 音楽: 一色由比 / I've Sound

主題歌

各作品ごとに、KOTOKOや薬師るりなどのアーティストが歌う主題歌が使用されています。

まとめ

『もっと 姉、ちゃんとしようよっ!』は、魅力的なキャラクターと心温まるストーリーが特徴の恋愛アドベンチャーゲームです。家族の絆や恋愛模様を描いた作品として、多くのファンに支持されています。ファンディスクやコンシューマー移植版も発売され、幅広い展開を見せています。

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