ものしり英語塾

『シニアのためのものしり英語塾』について

『シニアのためのものしり英語塾』は、2005年度から2007年度にかけてNHKラジオ第2放送で放送された英語教育番組です。この番組は、中高年層を中心とするリスナーを対象に、英語の学び直しを楽しむことを目的としていました。

番組の始まりと改称

初年度の2005年には、タイトルに「シニアのための」という文言が含まれており、中高年のリスナーに特化した形で制作されていました。しかし、2006年からは「ものしり英語塾」という名に変更され、より幅広い層にアプローチすることを目指しました。リニューアルに伴い、一部の内容も刷新され、リスナーに新しい学びと楽しさを提供していました。

講義の趣旨と特徴

この番組は、英語を学ぶことから離れてしまった中高年層の視聴者に向けて復習の機会を与えることを主な目的としました。具体的には、大学を卒業して一般社会に出た人から、定年退職された方々まで、様々な世代が対象となりました。英語を単なる学問としてではなく、楽しみながら学ぶことを意識し、英語に関連したトピックや歌なども取り入れられました。その結果、他の英語講座とは一線を画すユニークな内容になりました。番組は、NHKの英会話講座でも設定されたレベルの目安として、レベル3～4（中学3年から高校レベル）に位置付けられていました。

放送スケジュール

番組は月曜から土曜までの毎日放送されていましたが、月曜、水曜、金曜は本放送、火曜、木曜、土曜はその前日の再放送という形で提供されていました。2005年度は午前7時45分から8時まで、午後3時10分から3時25分までの2回放送され、2006年度・2007年度では午前の枠は同じながら、午後の放送が正午に変更されたり、午後11時45分から翌日の午前0時までの枠も設けられたりしました。また、2006年度からは水・木曜日に限り、毎3ヶ月ごとに講師が交代する形式が採られました。

番組の終了とその後

2008年3月28日と29日に最終回が放送された後、2008年4月5日からは新たな番組『英語ものしり倶楽部』として毎週土曜日に放送されることが決定しました。『シニアのためのものしり英語塾』の講師たち、つまり大杉正明氏とリサ・ヴォート氏が引き続き教壇に立つことで、これまでのリスナーが新しい番組でも継続して英語を楽しむ機会を持つことができました。

もっと知りたい方へ

この番組に関連する情報は、NHKの放送史にて更に詳しく知ることができます。公式サイトには、番組のアーカイブやその他の資料も掲載されているため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

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