やっちまったtv

やっちまったtv

『やっちまったtv』（やっちまったティーヴィー）は、フジテレビ系列で2015年から2016年の間に不定期に放送されたバラエティ番組です。最初の放送は『やっちまった映像GP』のタイトルで行われ、番組全体のテーマは「やっちまった」という言葉に集約されています。視聴者に笑いを提供するため、世界各国から集めた失敗映像を紹介し、多彩なコンテンツが展開されました。

番組の概要

この番組は、様々な国で起こった失敗やハプニングの映像を楽しむことを目的としており、視聴者はそのユーモアから笑いを誘われることを意図しています。番組のスタイルは、追跡取材や直撃インタビュー、再現ドラマなど、さまざまな形式で構成されており、失敗した人々のリアルな体験を面白おかしく取り上げています。

また、挿入されるテーマ曲は、ザ・フォーク・クルセダーズの名曲『帰って来たヨッパライ』の替え歌が使用されており、これが番組独特の雰囲気を生み出していました。番組の制作陣は、『映っちゃった映像GP』とほぼ同じメンバーが関与しており、スタジオ進行をヒロミと松本伊代夫妻が務めています。

特に、ナレーションが戸松遥によって行われるVTRコーナーでは、視聴者に親しみやすいスタイルで紹介が行われます。さらには、『妖怪ウォッチ』のキャラクターを模したパロディや、様々な作品をネタにした演出も盛り込まれており、そのユーモアが多くの視聴者を惹きつけました。

放送の終了と不祥事

しかし、2016年9月11日の放送以後、番組の放送枠であった『日曜ファミリア』が終了し、続けて新番組『フルタチさん』が始まったことが、実質的に『やっちまったtv』の放送終了につながりました。さらに、進行役の松本伊代が2017年に不祥事を引き起こしたことも、番組の打ち切りに影響を与えました。

『映っちゃった映像GP』は松本が謹慎から復帰後に再開される一方で、フジテレビは『やっちまったtv』の公式ページを削除しました。

捏造問題

特に第5弾の放送の際に取り上げられた「パチモンGO」という企画が、インターネット上で批判を浴びることとなりました。この特集の内容は台湾文化への揶揄が含まれていたとされ、視聴者からの反発が強まりました。さらに、現地取材に関するアフレコ音声が実際の事実と食い違うとの証言も相次ぎ、一部には捏造（やらせ）が存在していたことが明らかになりました。

結果的に、番組プロデューサーからは捏造が確認された対象の店舗にお詫びが送られましたが、公式にはこの問題について何も公表されていません。

まとめ

『やっちまったtv』は世界中のハプニング映像を集めて、視聴者に笑いを届けるバラエティ番組でしたが、放送終了後にはさまざまな問題が浮上しました。それでも、この番組はユニークな視点から世界を楽しむ一つの試みであったことは間違いありません。今後もこのようなテーマでの番組が、違った形で展開されることを期待しています。

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