やのひろみ

やのひろみ（1975年 3月14日 - ）は、愛媛県を拠点に活躍する、ラジオパーソナリティ、ローカルタレント、そして会社役員という多彩な顔を持つ女性です。愛媛県を中心に、ラジオのパーソナリティとしてだけでなく、番組ディレクター、イベントや式典の司会、講演活動など、幅広く活動しています。有限会社タグプロダクトに所属し、その才能を発揮しています。

来歴

松山市出身の矢野さんは、幼い頃から地元で育ち、松山市立石井小学校、松山市立南中学校、愛媛県立松山中央高等学校を経て、愛媛大学教育学部情報社会課程生活文化コースを卒業しました。2002年 1月に舞台音響・イベント制作を手掛ける有限会社タグプロダクトを創業し、2024年 4月には代表取締役社長に就任しました。

学生時代

小学校時代はバレーボール部、中学校時代は軟式テニス部、高校時代はハンドボール部に所属していました。高校時代にはハンドボールで遠投40ｍを記録するほどの運動能力を発揮していました。中学時代には体育教師を目指して大学の教育学部に進学しましたが、膝の怪我によりその夢を断念。大学時代には劇団にも参加していました。また、学生時代には花屋、パン屋、焼き鳥屋など様々なアルバイトを経験しました。

ディレクターとしての才能

大学卒業間近の3月、披露宴の音響照明のアルバイトがきっかけで、企画制作会社の社長にスカウトされ、この業界に入りました。ディレクター志望だった頃、一般の女子大生を集めたラジオ番組に参加した際、「22歳だから」という理由で出演し、マイクの前で喋る経験をしました。この経験が、彼女の才能を開花させるきっかけとなりました。

2002年 1月25日には、企画制作会社タグプロダクトを設立。最初はマンションの一室からスタートしました。2001年 7月2日からは、俳句投稿ラジオ番組「夏井いつきの一句一遊」のディレクターを担当しています。結婚、出産を経て、松山市公営企業局の「節水キャンペーン」や愛媛県の「自殺予防対策」のCMにも出演。2011年4月からは、愛媛朝日テレビ「スーパーJチャンネルえひめ」の木曜コーナー「やのひろみの笑顔見つけた」に出演し、2012年 3月からは同番組のコメンテーターも務めています。また、2011年5月からは、四国4局のNHK制作四県対抗ふるさと自慢に愛媛のご当地サポーターとして出演しました。

人となり

本名は矢野浩美。過去には漢字表記で活動していた時期もありました。3人姉妹の末っ子で、未熟児として生まれたそうです。一卵性双生児の姉妹がいますが、顔はあまり似ていないとのこと。普段はなかなか会えないものの、電話やメールで連絡を取り合う、一番の理解者だそうです。母親は洋裁の学校を卒業しており、洋裁の仕事をしていた時期があります。義理の両親と子供を含めた6人で同居しています。高橋優さんのファンであることも公言しています。

受賞歴

矢野さんの活躍は数々の賞にも輝いています。日本民間放送連盟賞ラジオ番組審査会では、2004年、2009年、2012年、2014年と複数回にわたり優秀賞や最優秀賞を受賞。2010年には、放送批評懇談会主催のギャラクシー賞ラジオ部門DJパーソナリティー賞を受賞しています。また、ラジオ番組から誕生した環境家計簿「エコット家計簿キャンペーン」が愛媛広告賞で優秀賞を受賞するなど、地域に根ざした活動も評価されています。

現在の活動

NPO法人俳句甲子園実行委員会の理事、ETTフォーラム・エネルギーを考えるメンバー、愛媛県・バッタンバン州友好交流協会の理事、キリンビール松山支社お祭り課長、大洲味楽来しいたけ宣伝大使、砥部焼大使など、様々な団体にも参加し、地域活性化に貢献しています。テレビやラジオへの出演も多数あり、現在も愛媛朝日テレビ「スーパーJチャンネルえひめ」にレギュラー出演しています。

矢野浩美さんは、ラジオパーソナリティ、ローカルタレント、会社役員として、愛媛県を拠点に多岐にわたる活動を続けています。その明るい人柄と、地域への貢献活動は、多くの人々に支持されています。

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