やよい軒

やよい軒について

やよい軒は、プレナスが展開する人気の定食と丼物を中心とした外食チェーンです。2006年7月までは「めしや丼」という名称で親しまれていましたが、名称変更とともに新たなブランド展開を進めています。

沿革

このチェーンの歴史は古く、1886年5月に遡ります。その創業者である塩井末幸の祖父、塩井民次郎が東京・日本橋茅場町に西洋料理店「彌生軒」を開店し、80年以上の長い歴史を持っています。時が経つにつれ、1989年には「めしや丼」の第一号店として福岡市博多区に「南バイパス店」がオープン。これを契機に関東、関西、九州を中心に店舗を広げていきました。

2004年9月には、「やよい軒」の初店舗である「四谷4丁目店」が[[東京都]]新宿区に開店。その後、2006年に「めしや丼」をやよい軒にブランド変更し、徐々に店舗の改装や名称変更を進めていきました。現在では中部と中国地方にも店舗が拡大しています。

営業地域

やよい軒は日本全国で展開されており、2019年12月のデータによると、38都道府県に380店舗が存在しています。各地域の店舗数は次の通りです：

• - 北海道：10店舗
• - 東北：宮城県で4店舗
• - 関東：[[東京都]]63、神奈川県18、埼玉県17など、計98店舗
• - 中部：静岡県10店舗、愛知県9店舗 等
• - 関西：大阪府52店舗が中心
• - 中国：広島県に13店舗
• - 九州：福岡県35店舗

また、日本国外でも展開しており、台湾21店舗、フィリピン1店舗、タイ129店舗、シンガポール7店舗、オーストラリア2店舗、アメリカ3店舗と、合計149店舗が営業しています（2017年11月末時点）。

特徴

やよい軒の特徴的な点は、定食や朝食メニューが揃っており、一部店舗ではご飯の無料おかわりが楽しめることです。以前はセルフサービスで提供されていましたが、感染症対策の影響でサービス形式が変わり、現在は「ごはんおかわりロボ」を導入し、再び自分で盛る形式に戻っています。

2019年4月においては、白米おかわりの有料化を試験的に実施しましたが、数か月後には元の形に戻されました。ほとんどの店舗には券売機が設置されており、食券を購入することでオーダーがリアルタイムで厨房へ送信される仕組みです。さらには、台湾やシンガポールの店舗ではタブレットを用いた注文システムも導入されています。

特に大阪府高槻市の高槻店では、人気ゲーム「アイドルマスター」のキャラクターである高槻やよいと関連し、毎年彼女の誕生日には特別なイベントが行われています。2022年には観光大使就任を受け、正式なコラボレーションが決定しました。これにより、地域に密着したイベントの開催なども注目されています。

このように、やよい軒は地方の食文化を意識しつつ、全国的に展開する大手チェーンとしての存在感を示しています。

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