ゆうどき

『ゆうどき』について

『ゆうどき』は、日本放送協会（NHK）が制作・放送した夕方の生活情報番組で、2006年4月3日に『ゆうどきネットワーク』としてスタートし、2015年3月6日までの約9年間、視聴者に親しまれました。番組は主に平日17時台に放送され、「夕方5時のあったかテレビ」をコンセプトに、多様な生活情報や特集を提供しました。

番組の成り立ちと放送形式

この番組の前身は、ローカル枠として長年放送されていた『首都圏ネットワーク』の17時台でした。『ゆうどき』は、全国での部分ネットを実施するために番組名を変更したのが特徴です。生放送はNHKスタジオパーク内のスタジオから行われ、関東地区を中心に視聴率は約5%程度で推移していました。

番組は基本的に、平日17時10分から18時までの放送であり、祝日や大相撲の本場所、高校野球の全国大会、オリンピック期間中は休止されることがありました。また、国会中継の影響で短縮されることもありました。

多様なコーナー

『ゆうどき』には、地域の話題や生活に役立つ情報を紹介する多彩なコーナーがありました。例えば、月曜日から木曜日には「ゆうどきCHECK!」や特集コーナーが定期的に進行され、新たな情報や話題を追いかけていました。番組は動物をテーマにしたマスコットキャラクター「ゆうどきニャン太郎」を設けたり、全国各地の特産物やイベントを紹介したりするなど、視聴者との親近感を持たせる工夫もされました。

特に強調されたのは、地域密着の情報提供で、視聴者からの投稿を取り入れたり、地域アナウンサーが中継を行ったりするなど、地元に根ざした内容が多かったことです。番組は、生活の知恵やおいしいレシピ、気象情報も取り入れ、視聴者の日常に寄り添った形で放送されました。

リニューアルと進化

2008年以降には大幅なリニューアルが行われ、放送時間も拡大されました。特に16時55分からの全国ニュースを組み込み、視聴者に新たな情報を届ける形に進化しました。さらに、放送内容にはスポーツイベント等の特集も組み込まれるようになり、世間の注目を集めることが多数ありました。

終了と後継番組

この番組は2015年3月6日に終了し、9年間の歴史に幕を閉じました。最終回では、出演者が揃って集まり、過去の思い出を振り返りながら、視聴者に感謝の意を示しました。その後の3月30日には、新たに『ニュース シブ5時』がスタートし、より報道寄りの内容へと移行しました。このように『ゆうどき』は、NHKの夕方番組において独自の位置を確立し、生活情報番組の一つとして多くの人々に愛され続けました。

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