ゆうべはお楽しみでしたね

概要

『ゆうべはお楽しみでしたね』は、金田一蓮十郎による日本の漫画で、MMORPG『ドラゴンクエストX』をテーマにした作品です。略称は『ゆうたの』です。2014年にスクウェア・エニックスの『ヤングガンガン』にて連載が開始され、月1回のペースで発表されています。また、一部のエピソードや最新話は『ガンガンONLINE』でも見ることができます。本作の特徴的な点は、実際のゲーム内の冒険や戦闘を描くのではなく、現代日本に住む『ドラクエX』のプレイヤーたちの日常生活や恋愛模様に焦点を当てたラブコメディとして展開されることです。この作品のタイトルは、ゲームシリーズ初作におけるセリフから取られています。

あらすじ

物語は、オンラインゲーム『ドラゴンクエストX』をプレイ中の若者、パウダーが主人公です。彼はゲーム内で出会ったオーガキャラクターのゴローに助けられ、フレンドとなります。その後、一緒にチーム「ヘブンスライム」に加入し、彼らのプレイや交流が描かれていきます。ある日、ゴローは住居を探していて、パウダーは信頼できるフレンドにルームシェアを持ちかけます。しかし、お互いの実際の性別についての誤解があり、思わぬ形で異性との同居生活が始まります。ドキドキと戸惑いが入り混じる中で、2人は次第に親密になり、友情が深まっていきます。

登場人物

パウダー（さつきたくみ）

本作の主人公で、ドラクエXでは女子キャラクターのプクリポとして活動しています。日常生活ではゲームオタクの男性で、ルームシェアを通じて新たな出会いや経験を重ねていきます。

ゴロー

ゲーム内ではいかついオーガの男キャラクターですが、現実では女性です。彼女はチーム内での前衛職を得意とし、パウダーから信頼される存在です。

みやこ

ゴローの実体である女性で、ネイルサロンに勤務。彼女はパウダーとの交際を通じて新たな道を歩んでいきます。

メインとサブキャラクター

本作には他にも多くの個性豊かなキャラクターが登場します。例えば、チームメンバーのマープル、ユユ、クライド、そしてともえや弟のバードなど、リアルとゲーム内での関係性が交錯する描写も見所です。

メディア展開

本作は2019年にテレビドラマとしても制作され、多くのファンを魅了しました。ドラマはU-NEXTにて独占配信され、全6話と2話の外伝が放送されています。さらに、マンガと同様に個性的なキャラクターたちがリアルなシチュエーションで展開され、書誌としても各種電子書籍サービスで配信されています。

この作品は、オンラインゲームのプレイヤーが持つ独特のコミュニティや交流をリアルに描写し、多くの人々に共感を呼んでいます。また、友情や恋愛、誤解などが交じり合うストーリー展開は、現代の若者にとって身近なテーマとして受け入れられています。

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