よるアニメ

よるアニメ

『よるアニメ』は、南日本放送（MBCテレビ）が金曜の深夜未明に放送していた、鹿児島ローカルのアニメ枠です。この放送枠は、深夜アニメを視聴することができる貴重な機会を提供し、地元のアニメファンに愛されていました。

設立の背景

本来、この枠が設けられる前からも、MBCテレビでは『ビビッドレッド・オペレーション』や『結城友奈は勇者である』（第1期）など、アニメイズム枠のアニメを含むさまざまな深夜アニメを放送していました。しかし、2019年以降、長崎文化放送の「あに。」や静岡放送の「アニメ6区」など、ローカル局が次々と深夜アニメ枠を新設する中で、MBCテレビもその流れに乗る形で『よるアニメ』枠を設立しました。これは、鹿児島の視聴者に新たなアニメの視聴機会を提供するための施策でした。

放送期間と内容

『よるアニメ』は2020年春から放送が始まりましたが、2020年11月に放送が開始された『D4DJ First Mix』を最後に新作の放送がなくなり、実質的に廃枠となってしまいました。この枠について公式なアナウンスは行われていないため、視聴者は突然の終了に驚きを隠せなかったことでしょう。

放送時間は金曜の1:05から1:35までの30分間で、UHFアニメが1本放送されていました。特筆すべきは、全ての番組がUHFアニメであり、『D4DJ First Mix』を除く全作品は、本放送が終了してから3ヶ月遅れで放送されている点です。これにより、視聴者は他局で放送された作品を、比較的遅れて楽しむことができたのです。

放送された主な作品

『よるアニメ』で放送された作品には、視聴者に親しまれた多くのタイトルが含まれています。例えば、『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』は2020年6月17日から12月16日まで放送され、劇場版や第2期以降のシリーズは鹿児島テレビでの放送が行われました。このように、人気作品の放送時期や内容にも注目が集まりました。

まとめ

放送終了後、視聴者からの反響は大きく、再び新たなアニメ枠が設置されることを期待する声も多くありました。『よるアニメ』はその活動期間こそ短かったものの、鹿児島ローカルの深夜アニメシーンにおいて重要な役割を果たした枠であったといえるでしょう。今後、MBCテレビがどのような形でアニメを扱っていくのか、目が離せません。

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