りょ

「りょ」は、「了解」を簡略化したインターネットスラング、特に若者間でよく使われる言葉です。

使用場面

主にLINEなどのSNSでのやり取りで用いられます。現代には数多くの若者言葉が存在しますが、「りょ」はその中でも頻繁に使用される言葉の一つです。さらに、「りょ」をより短くした「り」という表現も存在し、少なくとも2016年頃から確認されています。

認知度と流行

「りょ」は、10代から20代の若者の間では日常的に使用される言葉ですが、親世代には馴染みが薄い傾向があります。この世代間の認知度の差は、2017年にベネッセコーポレーションが実施した「現代人の語彙に関する調査」にも顕著に表れており、辞書語彙の認知度において最も差が見られた言葉の第1位となりました。高校生の認知度が70.7%であるのに対し、親世代の認知度はわずか19.8%であり、その差は50.9%にも及びました。

また、Simejiが2019年7月に集計した「10代女子が選ぶ流行りの若者言葉・略語TOP10」では、「り」が堂々の1位に輝いています。この結果からも、「りょ」および「り」が若者文化において広く浸透していることが伺えます。

2021年5月には、ラジオ関西が「りょ」「り」という省略表現について「今や一般的な表現」として紹介しており、若者言葉から一般的な表現へと移行しつつある可能性も示唆されています。

「りょ」は、単なる略語としてだけでなく、世代間のコミュニケーションにおけるギャップや、言葉の進化を象徴する言葉としても捉えることができます。

もう一度検索