わたしたちの進路とは？意味をやさしく解説

『わたしたちの進路』は、1962年 4月9日から1966年 3月18日まで、NHK教育テレビジョンで放送されていた中学校特別活動向けの学校放送番組です。この番組は、中学校の生徒たちが自身の将来の進路について深く考えるきっかけを提供することを目的として制作されました。

番組の主な特徴として、俳優の久米明さんによる語りが挙げられます。久米さんの落ち着いた語り口は、生徒たちが番組の内容に集中し、自身の進路について真剣に考えることを促しました。

放送期間は約4年間にわたり、各年度ごとに異なるテーマや内容が放送されました。以下に、各年度の放送内容に関する詳細な情報を示します。

1962年度

1962年度の放送では、中学校に入学したばかりの生徒たちに向けて、進路を考える上での基礎となる知識や考え方が紹介されました。具体的には、自己理解を深めるためのワークや、様々な職業に関する情報提供が行われました。また、先輩たちの体験談を通じて、進路選択の多様性を示す内容も放送されました。

1963年度

1963年度は、前年度の内容をさらに発展させ、より具体的な進路選択の方法に焦点を当てました。生徒たちは、自己の興味や関心、得意なことなどを深く掘り下げ、将来の職業との関連性を考えるためのヒントを得ました。また、進路選択に関する具体的なアドバイスや、進路に関する様々な相談窓口の情報も提供されました。

1964年度

1964年度の放送では、進路選択の際に考慮すべき社会的な背景や変化についても触れられました。生徒たちは、将来の社会情勢や産業構造の変化を考慮しながら、自身の進路を考える必要性を理解しました。また、学校の先生や地域で活躍する大人たちとの対話を通じて、進路選択のヒントを探りました。

1965年度

1965年度は、これまでの放送内容を総括し、生徒たちが自身の進路を主体的に決定するための最終的なサポートが行われました。生徒たちは、自己の興味関心、能力、将来の目標などを総合的に考慮し、自分自身の進路を決定する力を養いました。また、進路選択後の具体的な行動計画についても検討されました。

『わたしたちの進路』は、生徒たちが自身の将来について真剣に考える上で、重要な役割を果たしました。番組を通して、生徒たちは自己理解を深め、将来の進路に対する具体的なイメージを描き、進路選択の知識やスキルを身につけることができました。この番組は、中学校教育における進路指導の先駆けとして、その後の学校教育に大きな影響を与えました。

参考情報

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