んぐるわ会報

んぐるわ会報の概要

『んぐるわ会報』は、高尾じんぐによる日本の漫画作品で、スクウェア・エニックスの『ヤングガンガン』にて2008年から2010年にかけて連載されました。全4巻が刊行されており、ユニークなキャラクターと彼らの日常の悪戦苦闘を描いています。

あらすじ

物語は、男女共学の高校を舞台に展開されます。生徒会長は、表向きはクールな態度を装っていますが、実際は他人を困らせることに喜びを見出すという性格の持ち主です。そのため、生徒会の役員たちは日々、彼女の策略やトリックに振り回されながらも、なんとか協力し合い、問題を解決しようと奮闘します。生徒会のメンバーは個々に異なる個性を持っており、彼らのやり取りが作品のユーモアや魅力を生んでいます。

登場人物

会長（かいちょう）

名前は謎に包まれている会長は、身長にコンプレックスを抱いており、常磐に生徒会長の座を譲った後も名誉会長として生徒会に残っています。外見は冷静でクールに見えますが、実際は他人を困らせることに快感を抱く「真性のS」として描かれています。体力が乏しく、よく寝ているため、出席日数が不足し留年する描写も見られます。左利きの彼女は、周囲を翻弄しつつもその愛すべきキャラクターで物語に魅力を与えています。

常磐（ときわ）

元副会長であり、会長が退いた後に新たに生徒会長に就任した常磐は、常識的で優れた容姿と成績を持つ美少女です。特にダンスが得意で、会長とは正反対の性格を持っていますが、副会長の時代から彼女のサポート役として、生徒会の運営にも大きく関わっています。

成子（なるこ）

副会長の成子は、男の子のようなボーイッシュな外見を持ち、常磐とは非常に親しい幼馴染です。出席率は低いものの、成績は優秀で、授業中によく寝ている姿が目に浮かびます。彼女の独特なキャラクターが、ストーリーにコミカルな要素を加えています。

里見（さとみ）

生徒会書記を務める里見は、明るく元気で常に前向きな性格が魅力です。彼女の存在は、生徒会のメンバー間の雰囲気を明るく保つ役割として重要であり、皆を支える存在でもあります。

松戸（まつど）

生徒会唯一の男子である松戸は、高身長を生かしつつも気が弱い中性的なキャラクターです。性格は真面目ですが、おどおどしたところがあり、会長に好意を抱いているせいでいつもいじられてしまいます。彼の真性のM的な一面が、他のメンバーとの関係性を面白く描出しています。

書誌情報

この作品は、全4巻で構成されており、各巻は以下の通りに発売されています。

• - 第1巻：2009年4月25日発売
• - 第2巻：2009年8月25日発売
• - 第3巻：2010年2月25日発売
• - 第4巻：2010年6月25日発売

以上のように、起伏に富んだストーリーと魅力的なキャラクターたちが織りなす『んぐるわ会報』は、読者にとって興味深い体験を提供する作品です。

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