『アイソレイト』(Isolate)は、
ノルウェーのプログレッシブ・メタルバンド、サーカス・マキシマスが
2007年に発表した2枚目のスタジオ
アルバムです。本作は、バンドにとって重要なターニングポイントとなり、彼らの名を ప్రపంచవ్యాప్తంగాに知らしめるきっかけとなりました。
アルバムの背景
『アイソレイト』は、
2007年8月にヨーロッパで、9月にはアメリカでリリースされ、日本では同年10月に発売されました。前作リリース後、キーボード担当のエスペン・ストロが脱退し、新たにラッセ・フィンブロテンが加入。彼の加入は、サーカス・マキシマスの音楽性に新たな風を吹き込みました。
音楽性と評価
本作は、プログレッシブ・メタルの複雑な構成と、メロディックな要素を融合させた、サーカス・マキシマスならではのサウンドが際立っています。各メンバーの高度な演奏技術はもちろんのこと、楽曲のドラマティックな展開や、マイケル・エリクセンの表現力豊かなボーカルが、聴く者を魅了します。
アルバムは、地元
ノルウェーのチャートで70位にランクインするなど、商業的にも成功を収めました。
再販とボーナストラック
日本では、販売元のサウンドホリックの廃業により、一時廃盤となっていましたが、
2019年の来日公演に合わせて、1st
アルバム、3rd
アルバムと共にルビコン・ミュージックから再販されました。再販盤には、1st
アルバム『ザ・ファースト・チャプター』の旧盤ボーナストラックに収録されていた『Marion』も収録され、ファンにとっては嬉しいサプライズとなりました。
収録曲と参加メンバー
アルバムの収録曲は、全てメンバーであるマイケル・エリクセン、マッツ・ハウゲン、トゥルルス・ハウゲン、グレン・モレン、ラッセ・フィンブロテンによって作詞・作曲されています。
参加メンバーは以下の通りです。
マイケル・エリクセン (Michael Eriksen) − ボーカル
マッツ・ハウゲン (Mats Haugen) − ギター
グレン・モレン (Glen Cato Møllen) − ベース
トゥルルス・ハウゲン (Truls Haugen) − ドラム
* ラッセ・フィンブロテン (Lasse Finbråten) − キーボード
『アイソレイト』は、サーカス・マキシマスの音楽性を確立した重要な作品であり、プログレッシブ・メタルファンにとっては必聴の一枚と言えるでしょう。