アイチテル!

アイチテル!

『アイチテル!』は、TBS系列（一部地域を除く）で2005年10月5日から2007年9月26日まで放送された、TBSと吉本興業が共同制作した恋愛バラエティ番組です。前身番組『ハナタカ天狗』から引き続き、雨上がり決死隊（宮迫博之・蛍原徹）がMCを務めました。

番組概要

番組タイトルは、番組開始直前の2005年3月から9月にかけて愛知県で開催された「2005年日本国際博覧会」（愛・地球博）にちなんでいます。

番組の最大の特徴は、世界各国から集まった在日外国人の女性たちを出演者とした点です。「外国人の外国人による外国人のための恋愛番組」というキャッチフレーズが示すように、毎回恋の悩みを抱える相談者が登場し、彼女たちが独自の視点からアドバイスを送りました。

出演者は日本語が堪能な外国人で構成されていましたが、中にはフィフィや王雪丹など、芸能事務所に所属するタレントも含まれていました。番組では随時オーディションを行い、新たな出演者を募集していました。また、男性相談者の回も放送されました。

2006年に入ると、番組はフットサル対決などのロケ企画や、日本の芸能人が相談に訪れる企画など、恋愛以外の要素も取り入れ始めました。同年12月22日には、2時間拡大版『とってもアイチテル!外国人女vs女芸能人・アリエナーイ!!!!!!!!日本メッタ斬りSP』がゴールデンタイムに放送されました。

主な出演者

番組を彩った主な外国人出演者を紹介します。（）内は出身地、「」内はキャッチコピーです。（五十音順）

レギュラー

アムラ（モンゴル） 「遊牧民の孫娘」
イム・ボルム（韓国） 「目標は世界一のワキ役」
王雪丹（中国） 「趣味はお金」
ガブリエラ（ルーマニア） 「元カレはマフィアのボス」
シモネ（ブラジル） 「恋する情熱サンバダンサー」
チェン・チュー（中国） 「ウブなチャイナ姫」
ティアナ（ウクライナ） 「ベジタリアンの新婚妻」
ディアナ（ペルー） 「南米のセクシー隊長」
フィフィ（エジプト） 「ファラオの申し子」
メラニー（オーストラリア） 「関西からの刺客」
リアナ（ロシア） 「趣味はSM」
レイラ（エストニア） 「笑い上戸な若奥様」

準レギュラー

アジ（セネガル） 「190cmの乙女」
ヴィヴィアナ（コロンビア）
エボニー（オーストラリア） 「東京在住･･･でも関西弁」
王碕（中国） 「社長令嬢 ライバルは王雪丹」
カーウェン（中国）
カン・ミンジョン（韓国）
キム・ミナ（韓国）
キャサリン（アメリカ合衆国） 「芸者にあこがれて留学を決意」
サブリナ（イタリア） 「ママは元人気アイドル」
サンリオ（フィリピン） 「もえ系あゆ似主婦」
シドニー（アメリカ合衆国）
ジェン（アメリカ合衆国） 「シアトル出身の麻雀士」
ジャブラン（モロッコ） 「肝っ玉タトゥーアーティスト」
シュミ（バングラデシュ） 「インド料理屋の女将」
デイジー（フィリピン）
ナディア（フランス） 「凱旋門から赤門へ」
ニコラ（スリランカ）
ニルファ（アフガニスタン）
ユリアナ（ルーマニア）
レオ（ブラジル） 「ラテンのキャッツアイ」

その他

* 本田エディ（日本） 「イケメン同性愛者」

ネット局とスタッフ

TBSと一部ネット局では、本編開始前に5分間の事前番組「もうすぐアイチテル!」が放送されていました。

番組には、数多くのスタッフが携わっていました。
構成作家には高須光聖氏、音楽効果は湊航史氏、制作プロデューサーは安田淳氏と古川圭介氏(吉本興業)などが名を連ねています。

関連番組

『アイチテル!』と類似したコンセプトの番組として、『ここがヘンだよ日本人』や『世界の日本人妻は見た!』などが挙げられます。

『アイチテル!』は、異文化交流と恋愛という普遍的なテーマを組み合わせ、多くの視聴者から支持を集めた番組でした。多様な価値観に触れることができる、貴重なバラエティ番組として記憶されています。

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