「アイデンティティ」は、日本のロックバンド、
サカナクションが
2010年にリリースした3枚目の
シングルです。この楽曲は、彼らの音楽的な探求心と多様な表現が凝縮された作品として、多くのファンに愛されています。
概要
初回限定盤には、貴重なライブDVDが付属し、さらに日本武道館公演の先行抽選予約ができるシリアルナンバーが封入されていました。また、メンバーのオリジナルフォトが収録されたCD EXTRA仕様となっており、ファンにとっては垂涎のアイテムでした。
楽曲構成と山口一郎の意図
サカナクションのフロントマンである山口一郎は、「アイデンティティ」の収録曲をそれぞれ「
皮」「実」「種」というコンセプトで捉えています。1曲目の「アイデンティティ」は楽曲全体の「
皮」をなし、2曲目の「ホーリーダンス」がその「実」を表現、そして3曲目の「YES NO (AOKI takamasa remix)」が未来への「種」を象徴していると語っています。この構成からも、彼らの音楽に対する深い思考と哲学が垣間見えます。
多方面への展開
「アイデンティティ」はそのキャッチーなメロディーから、
プロ野球・千葉ロッテマリーンズの応援歌に使用されたことがあります。
ジョシュ・ホワイトセル選手、後に
レオネス・マーティン選手の応援歌として、歌詞を変えて使用され、球場を盛り上げました。また、テレビ番組でも広く使用され、日本テレビ系「
ナカイの窓」やフジテレビ系「おじゃマップ」などで楽曲を耳にする機会がありました。さらに、TOKYO FM/JFN系の
ラジオ番組「
SCHOOL OF LOCK!」では、「
サカナクションと合唱ライオット」という企画で合唱バージョンが公募され、採用された学校の合唱部によって歌われました。
収録曲
1. アイデンティティ
2. ホーリーダンス
3. YES NO (AOKI takamasa remix)
初回限定盤DVDには、SAKANAQUARIUM 2010 “kikUUiki” -5.15.新木場STUDIO COAST- のライブ映像が収録されています。
タイアップ
「アイデンティティ」は、以下のメディアで使用されました。
東進 「340万人の高校生へ」篇 CMソング
アーケードゲーム「jubeat copious」収録曲
映画「
ジャッジ!」主題歌
カバー
「アイデンティティ」は、多くのアーティストによってカバーされています。
Goose house:MVが制作されています。
*
橋本環奈:主演映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』の公開直前イベントで歌唱しました。
まとめ
「アイデンティティ」は、
サカナクションの音楽的多様性と実験精神を象徴する楽曲です。山口一郎の意図が込められた楽曲構成、
プロ野球応援歌やテレビ番組での使用、そして数々のアーティストによるカバーなど、多方面への広がりを見せています。
サカナクションの音楽世界への入り口として、ぜひ触れてみてください。
サカナクション | アイデンティティ -
ビクターエンタテインメント