アイドルスタースペシャル

アイドルスタースペシャルの概要

『アイドルスタースペシャル』は、1981年10月5日から1982年4月2日まで、ニッポン放送で放送された音楽トーク番組の枠である。この番組枠は、毎週月曜日から金曜日の20:00から21:00の時間帯に編成されており、ナイターオフ期間に多彩なパーソナリティが担当する5つの番組で構成されていた。

背景と放送の枠組み

当時、ニッポン放送は「ショウアップナイター」のオフシーズンであり、この枠はリスナーに様々な音楽情報を提供する場として設定された。パーソナリティは日替わりで異なり、それぞれが独自のスタイルで進行していた。番組は55分という短い枠からスタートし、その後も編成は続き、1984年度まで同様のスタイルで放送を行っていた。

曜日ごとの番組内容

『アイドルスタースペシャル』は以下の5本の番組によって構成されていた：

月曜日: とびきりPOP! 愛の1・2・3

月曜日の番組はゴダイゴを中心としたパーソナリティが担当し、柏原よしえや岩崎良美も参加していた。番組はポップミュージックをテーマに、リスナーから送られてくる恋愛エピソードを紹介する『愛のおたより』など、リラックスした雰囲気のトークで親しまれていた。

火曜日: 松山千春の今夜はきめよう!

この番組は、松山千春がパーソナリティを務め、STVラジオからのネット番組だった。名産品を紹介する『私の町の名産品』では、個性豊かな地元の特産物を扱い、特に大阪から届いた漬物のエピソードは印象深いものとなった。

水曜日: 桑田佳祐と○○○○のなんでもスルー・ザ・ナイト

桑田佳祐がメインのこの番組では、毎月異なるゲストが参加し、音楽に関する多彩なトピックが取り上げられた。1960年代の懐かしい音楽や最新のヒット曲など、桑田の鋭い視点での分析や解説が人気を博した。

木曜日: シブがきトリオ 夜をまるかじり!

シブがきトリオ（布川敏和、本木雅弘、薬丸裕英）が初めてレギュラーを務めたこの番組は、ドラマの撮影現場での逸話や仲間との交流を語るコーナーが特徴だった。彼らの親しいトークはリスナーに親しみを感じさせ、多くのファンを獲得した。

金曜日: 伊藤つかさ 星にねがいを

パーソナリティの伊藤つかさは、当時14歳という若さで注目を浴びた。この番組は「ロマンチックな1時間」がコンセプトで、異性との関係について占う『星うらない』など、若者向けのコーナーが展開された。彼女の無邪気さとピュアさがリスナーから支持を集めた。

配信ネットワーク

『アイドルスタースペシャル』はニッポン放送を中心に、全国各地のラジオ局でも放送されていた。放送内容は各地区によって異なる部分もあったが、多くのリスナーに親しまれ、各曜日ごとに多様な音楽とトークを届けていた。

終了とその後

最終的にこの番組は1982年4月に終了し、その後は新たな番組が次々とスタートすることになる。各パーソナリティたちは、この経験を基にさらなる活動を展開していくこととなった。『アイドルスタースペシャル』は、音楽とトークの融合を通じて、リスナーにとって特別な存在となった。

もう一度検索