アウトバーン 7

アウトバーン7号線（Bundesautobahn 7, BAB 7 または A 7）は、ドイツを代表する高速道路（アウトバーン）の一路線であり、ドイツ最長の路線として知られています。

概要

A7は、北はデンマーク国境に近いフレンスブルク付近から、南はオーストリア国境に近いフュッセン付近まで、全長962kmに及ぶ主要道路です。ドイツの最北端付近から最南端付近までを縦断し、ドイツ国内における最長のアウトバーン路線となっています。起点であるデンマークとの国境から、シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン州、ハンブルク州、ニーダーザクセン州、ヘッセン州、バイエルン州、バーデン＝ヴュルテンベルク州を経由します。バイエルン州とバーデン＝ヴュルテンベルク州の境界付近では、両州の州境に沿って、何度も境界を通過するのが特徴です。

ハンブルク付近ではA1と交差し、ニーダーザクセン州の州都ハノーファーへと続いています。ハノーファー付近では、東西方向の重要な路線であるA2と交差。その後、ヒルデスハイムやゲッティンゲンといったニーダーザクセン州南部の主要都市を経由し、ヘッセン州北部へと入ります。ヘッセン州では、カッセルとフルダを経由し、バイエルン州に入ります。また、ヘッセン州南部にあるライン・マイン都市圏の東側を迂回するルートを通ります。カッセルとフルダの間には、キルヒハイムJCTおよびハッテンバッハJCTがあり、それぞれA4の東部区間の起点、A5の起点と接続しています。ヴュルツブルク付近ではA3、フォイヒトヴァンゲン付近ではA6、ウルム付近ではA8と交差します。なお、一桁の番号を持つアウトバーン路線の中で、A7と交差点を持たないのはA9のみです。

路線の最南部は、人気の観光地であるアルゴイ地方を縦断します。ノイシュヴァンシュタイン城で有名なフュッセンを経由し、この観光名所へのアクセスを担う主要なアウトバーン路線となっています。フュッセンからオーストリアに入ると、アウトバーンではなく一般道路（フェルンパス峠道路と呼ばれるオーストリア州道B179号線）として続いています。

特徴

A7は、ドイツ国内の交通において非常に重要な役割を果たしています。ドイツを南北に縦断する大動脈として、経済活動や人々の移動を支えています。また、主要都市や観光地へのアクセスも容易にするため、観光客にとっても重要な路線となっています。

関連項目

アウトバーン
ドイツのアウトバーン一覧

外部リンク

* ウィキメディア・コモンズには、アウトバーン7号線に関する画像や動画などのメディアがあります。

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