アウト・オブ・ザ・ブルー (エレクトリック・ライト・オーケストラのアルバム)
『アウト・オブ・ザ・ブルー』は、1977年にエレクトリック・ライト・オーケストラ（ELO）が発表したアルバムです。オリジナルは2枚組LPでしたが、CDでは1枚にまとめられています。リマスター版CDは2枚組で、ボーナストラックが追加されています。
本作は、宇宙船をモチーフにしたジャケットと、音楽性から「スペース・ロック」と呼ばれることもありますが、ロック、ポップスの要素とストリングスが融合したサウンドが特徴です。ELOのメンバー7人が参加した最後の作品であり、ジェフ・リンの関心がストリングスからキーボード、そしてよりシンプルなサウンドへと移行していく過渡期の作品でもあります。
アルバムには、「ターン・トゥ・ストーン」「ジャングル」「ミスター・ブルー・スカイ」のようなアップテンポな楽曲から、「哀愁の果て」「ワイルド・ウエスト・ヒーロー」といったバラードまで、幅広い楽曲が収録されています。ジェフ・リンの作曲家としての才能が遺憾なく発揮されており、予約のみで400万枚以上を売り上げました。LPの3面（CDでは10曲目から13曲目）は「雨の日のコンチェルト」と名付けられ、楽曲がメドレー形式で演奏されます。
収録曲について
A面
ターン・トゥ・ストーン (Turn To Stone)：シングルカットされ、最高位13位を記録。
哀愁の果て (It's Over)：シングルカット。夏の終わりを歌った曲で、後にヒップホップアーティストのウィル・アイ・アムの楽曲にサンプリングされました。
スウィート・トーキン・ウーマン (Sweet Talkin' Woman)：シングルカットされ、イギリスで6位、アメリカで17位を記録。
国境の彼方 (Across The Border)
B面
ナイト・イン・ザ・シティ (Night In The City)：ハイテンポなディスコナンバー。夜の都会の騒音を模したシンセサイザーの音が印象的です。
スターライト (Starlight)：スローテンポのディスコナンバー。ベスト盤にも収録されています。
ジャングル (Jungle)：動物の鳴き声やターザンの声を模したサウンドが挿入された、ユーモラスなナンバー。
ビリーヴ・ミー・ナウ (Believe Me Now)：短い幕間のような曲。ヴォコーダーで「Believe Me Now」と歌われています。
ステッピン・アウト (Steppin' Out)：シングルカットはされていませんが、近年のライブでは定番となっています。
C面：雨の日のコンチェルト (Concerto For A Rainy Day)
雨にうたれて (Standin' In The Rain)：冒頭にヴォコーダーで「Concerto for a Rainy day」という歌詞が囁かれます。ELO PartⅡがコンサートで好んで演奏していました。
ビッグ・ウィールズ (Big Wheels)
サマー・アンド・ライトニング (Summer And Lightning)
ミスター・ブルー・スカイ (Mr. Blue Sky)：シングルカットされましたが、チャートでは目立ったヒットにはなりませんでした。しかし、ELOを代表する一曲として知られています。明るく元気なピアノとベースラインが特徴で、ANAのCM曲としても使用されました。
D面
スウィート・イズ・ザ・ナイト (Sweet Is The Night)：ケリー・グロウカットとジェフ・リンがリードボーカルを分け合っています。
ザ・ホエール (The Whale)：シンセサイザーの音色を最大限に生かしたインストゥルメンタル。環境保護ソングであり、捕鯨のドキュメンタリーに触発されて作られました。
バーミンガム・ブルース (Birmingham Blues)：ジェフ・リンの故郷であるバーミンガムへの郷愁を歌った曲。ラプソディー・イン・ブルーの一部が引用されています。
ワイルド・ウエスト・ヒーロー (Wild West Hero)：シングルカットされ、ベスト盤にも収録されました。
チャート記録
全英・全米アルバムチャートで共に第4位を獲得し、1978年の全英年間チャートでは第2位にランクインする大ヒットとなりました。世界各国でもチャート上位を記録しています。
リマスター盤ボーナストラック
ワイルド・ウエスト・ヒーロー [ホーム・デモ] (Wild West Hero (Alternate Bridge – Home Demo))
ザ・クイック・アンド・ザ・ダフト (The Quick and the Daft)
ラティテュード 88 ノース (Latitude 88 North)：2007年の再発の際にシングルカットされました。
本作は、宇宙船をモチーフにしたジャケットと、音楽性から「スペース・ロック」と呼ばれることもありますが、ロック、ポップスの要素とストリングスが融合したサウンドが特徴です。ELOのメンバー7人が参加した最後の作品であり、ジェフ・リンの関心がストリングスからキーボード、そしてよりシンプルなサウンドへと移行していく過渡期の作品でもあります。
アルバムには、「ターン・トゥ・ストーン」「ジャングル」「ミスター・ブルー・スカイ」のようなアップテンポな楽曲から、「哀愁の果て」「ワイルド・ウエスト・ヒーロー」といったバラードまで、幅広い楽曲が収録されています。ジェフ・リンの作曲家としての才能が遺憾なく発揮されており、予約のみで400万枚以上を売り上げました。LPの3面（CDでは10曲目から13曲目）は「雨の日のコンチェルト」と名付けられ、楽曲がメドレー形式で演奏されます。
収録曲について
A面
ターン・トゥ・ストーン (Turn To Stone)：シングルカットされ、最高位13位を記録。
哀愁の果て (It's Over)：シングルカット。夏の終わりを歌った曲で、後にヒップホップアーティストのウィル・アイ・アムの楽曲にサンプリングされました。
スウィート・トーキン・ウーマン (Sweet Talkin' Woman)：シングルカットされ、イギリスで6位、アメリカで17位を記録。
国境の彼方 (Across The Border)
B面
ナイト・イン・ザ・シティ (Night In The City)：ハイテンポなディスコナンバー。夜の都会の騒音を模したシンセサイザーの音が印象的です。
スターライト (Starlight)：スローテンポのディスコナンバー。ベスト盤にも収録されています。
ジャングル (Jungle)：動物の鳴き声やターザンの声を模したサウンドが挿入された、ユーモラスなナンバー。
ビリーヴ・ミー・ナウ (Believe Me Now)：短い幕間のような曲。ヴォコーダーで「Believe Me Now」と歌われています。
ステッピン・アウト (Steppin' Out)：シングルカットはされていませんが、近年のライブでは定番となっています。
C面：雨の日のコンチェルト (Concerto For A Rainy Day)
雨にうたれて (Standin' In The Rain)：冒頭にヴォコーダーで「Concerto for a Rainy day」という歌詞が囁かれます。ELO PartⅡがコンサートで好んで演奏していました。
ビッグ・ウィールズ (Big Wheels)
サマー・アンド・ライトニング (Summer And Lightning)
ミスター・ブルー・スカイ (Mr. Blue Sky)：シングルカットされましたが、チャートでは目立ったヒットにはなりませんでした。しかし、ELOを代表する一曲として知られています。明るく元気なピアノとベースラインが特徴で、ANAのCM曲としても使用されました。
D面
スウィート・イズ・ザ・ナイト (Sweet Is The Night)：ケリー・グロウカットとジェフ・リンがリードボーカルを分け合っています。
ザ・ホエール (The Whale)：シンセサイザーの音色を最大限に生かしたインストゥルメンタル。環境保護ソングであり、捕鯨のドキュメンタリーに触発されて作られました。
バーミンガム・ブルース (Birmingham Blues)：ジェフ・リンの故郷であるバーミンガムへの郷愁を歌った曲。ラプソディー・イン・ブルーの一部が引用されています。
ワイルド・ウエスト・ヒーロー (Wild West Hero)：シングルカットされ、ベスト盤にも収録されました。
チャート記録
全英・全米アルバムチャートで共に第4位を獲得し、1978年の全英年間チャートでは第2位にランクインする大ヒットとなりました。世界各国でもチャート上位を記録しています。
リマスター盤ボーナストラック
ワイルド・ウエスト・ヒーロー [ホーム・デモ] (Wild West Hero (Alternate Bridge – Home Demo))
ザ・クイック・アンド・ザ・ダフト (The Quick and the Daft)
ラティテュード 88 ノース (Latitude 88 North)：2007年の再発の際にシングルカットされました。
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