アオーゼ

アオーゼ（AOSE）

アオーゼ（AOSE）は、大分県日田市上城内町に位置する複合文化施設であり、中央公民館、博物館、美術展示ギャラリーの機能を持っています。地域の文化活動を推進するための拠点として、重要な役割を果たしています。

この施設は、2014年に策定された「日田市複合文化施設整備基本計画」に基づいて設立されました。基本計画では、日田市の文化環境の整備と充実を目指し、従来の中央公民館を改修し、新たに整えられたのがアオーゼです。開館は2016年8月5日であり、地域住民や訪れる人々に利用されています。

アオーゼという名称は、一般公募により決定されました。この愛称は「Area Of Social Education（社会教育エリア）」の略称であり、さらに日本語の「会おうぜ」という親しみやすさを感じさせる意味も含まれています。こうした名称からは、アクセスしやすさや地域のコミュニティとしての役割が強調されています。

これまで、日田市内には十分な収蔵施設がなかったため、日田市出身の画家である岩澤重夫の作品が京都で保管されていましたが、アオーゼではこれらの作品を収蔵することで、地域文化の保存と発展を図っています。

施設概要

アオーゼの施設は、本館棟と収蔵庫棟から構成されています。主に以下のような空間が用意されており、さまざまな文化活動や教育プログラムが展開されています。

• - 3階 には日田市立博物館があり、常設展示室や企画展示室が設置されています。博物館では地域の歴史や文化に関する展示が行われ、多くの訪問者に学びや体験の場を提供しています。また、ボランティアルームや体験学習室があり、地域の人々が関わることができるプログラムがあります。

• - 2階 には美術展示ギャラリーがあり、多様なアート作品の展示が行われています。また、会議室が3つあり、地域活動やイベントの開催にも使用されています。体験学習室も用意されており、地域の子どもたちや一般の方々に向けた様々な体験プログラムが行われています。

• - 1階 には多目的ホール、音楽室、練習室が設けられています。多目的ホールでは地域のイベントや発表会が行われ、音楽室と練習室は音楽活動を行う方々に利用されています。

建築概要

アオーゼの敷地面積は5,708.7m²であり、本館棟の延床面積は3,690m²、収蔵庫棟は679m²です。これらの規模により、広範な文化活動が可能となり、地域の社会教育に貢献しています。

まとめ

アオーゼは、文化と教育を融合させた施設であり、地域社会にとって欠かせない存在となっています。展示や体験学習を通じて、多くの人々に文化の魅力を伝えています。また、地域のアーティストや歴史への理解を深めるための拠点としても機能し、今後の地域文化の発展が期待されています。

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