アクシオス千種

アクシオス千種：名古屋のランドマーク

アクシオス千種は、愛知県名古屋市中区新栄に位置する複合ビルです。千種駅周辺の活性化を目指し、「千種駅南第一種市街地再開発事業」として建設されました。この記事では、アクシオス千種の概要、施設構成、歴史、そして隣接するライオンズタワー千種について詳しく解説します。

概要

アクシオス千種は、名古屋市営地下鉄東山線とJR中央本線の乗換駅である千種駅周辺の再開発プロジェクトの中核を担っています。この地域は、中区、千種区、東区の境界に位置し、広小路通に面しています。広小路通を東に進むと、千郷町交差点でアクシオス千種が目に飛び込んできます。その高層な外観は、地域のランドマークとしての役割を果たしています。

アクシオス千種は、地上3階建ての商業棟、地上31階建ての賃貸住宅棟、地上8階建ての駐車場棟で構成されています。また、区域の一部には分譲マンション「ライオンズタワー千種」が建設されました。

施設構成

商業棟

商業棟には、かつてメインテナントとしてフィットハウスが入居していましたが、2024年1月14日に閉店しました。1階フロアの一部には珈琲店が入居しています。

賃貸住宅棟

賃貸住宅棟の低層階には、各種医院や介護付有料老人ホーム、保育園など、福祉関連施設が充実しています。中高層階は、都市再生機構（UR）が運営する賃貸住宅となっています。

駐車場棟

駐車場棟の1階には日本通運の配送センターがあり、2階から5階が来場者向け駐車場、6階以上が施設入居者向けの月極駐車場として利用されています。

このように、アクシオス千種は多様な機能を持つ、ユニークな施設構成となっています。

沿革

1990年（平成2年）6月 - 千種駅南地区再開発地権者協議会設置
2001年（平成13年）2月 - 都市計画決定
2002年（平成14年）5月 - 建築工事着手
2004年（平成16年）10月 - 工事完了
* 2024年（令和6年）1月 - フィットハウス千種 閉店

ライオンズタワー千種

再開発区域の一部である分譲マンション「ライオンズタワー千種」は、大手デベロッパーである大京によって建設・分譲されました。このプロジェクトは、都市基盤整備公団（当時）が都市再開発法の特定建築者制度を用いて民間の特定建築者を選定し、共同開発を行った全国初の事例となりました。

ライオンズタワー千種は、再開発地域全体の北東部に位置し、中区、千種区、東区の境界に建つタワーマンションと言えます。JR千種駅に最も近い場所に位置しており、アクセスも便利です。

マンションの入り口は広小路通の西行き車線に面していますが、アクシオス千種駐車場棟を経由して自動車の入出庫も可能です。オール電化マンションであることも特徴です。

まとめ

アクシオス千種は、千種駅周辺の再開発を象徴する複合ビルであり、商業、住宅、福祉、駐車場といった多様な機能を提供しています。ライオンズタワー千種との共同開発は、都市再開発の新たなモデルケースとなりました。そのユニークな施設構成とランドマークとしての存在感は、今後も地域に貢献していくことでしょう。

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