アクシオン福岡

アクシオン福岡について

アクシオン福岡（アクシオンふくおか）は、福岡県福岡市博多区の東平尾公園内に位置する多目的競技場です。この施設は、2つの主要な施設、すなわち「福岡県立スポーツ科学情報センター」と「福岡県立総合プール」から成り立っています。アクシオン福岡の運営は、三栄ビルサービスを中心としたアクシオン福岡プロジェクトチームが担当しています。

施設の歴史と背景

アクシオン福岡は、1990年に開催されたとびうめ国体に合わせて設立されました。施設名の「アクシオン（acción）」は、スペイン語で「アクション」を意味し、スポーツや活動的な取り組みを象徴しています。

福岡県立スポーツ科学情報センター

アクシオン福岡の中核をなす「福岡県立スポーツ科学情報センター」は、様々な屋内スポーツを楽しむための体育館です。メインアリーナは、46メートル×39メートルの広さを持ち、総面積は1,794平方メートルです。観客席は2,000席あり、その中には固定席が1,160席設けられています。これにより、バスケットボール、バレーボール、ボクシングといった競技のイベントを開催することが可能です。

特に、1995年に行われたユニバーシアードでは、バレーボール競技の会場として利用され、多くの観客が集まりました。現在では、B.LEAGUEに所属するライジングゼファーフクオカの本拠地としても知られており、地元のスポーツシーンを盛り上げる重要な役割を果たしています。

福岡県立総合プール

もう一つの大切な施設が「福岡県立総合プール」で、こちらは室内プールとして広く利用されています。このプールには、25メートルプールと50メートルプールがあり、50メートルプールは深さが2メートル以上もあるため、中学生以下の入場には制限が設けられています。冬季には、この50メートルプールがスケートリンクとして運営されるため、シーズンを問わず楽しめるさまざまなプログラムが提供されています。

また、プールには飛込用プールがあり、この部分は一般の利用ができないため特に競技者のみを対象としています。1995年のユニバーシアードでは、競泳と飛込競技が行われ、さらに2021年と2023年には世界選手権の飛込競技会場としても利用されるなど、高い評価を得ています。

アクセスと周辺環境

アクシオン福岡へのアクセスは非常に便利で、福岡市地下鉄空港線の福岡空港駅から西鉄バスを利用し、「アクシオン福岡前」で下車できます。周囲は美しい自然に囲まれた東平尾公園に位置しており、スポーツだけでなく、リラックスした時間を楽しむこともできる環境です。

このように、アクシオン福岡は多様なスポーツイベントや活動が行える重要な施設であり、多くのスポーツファンや選手たちにとって欠かせない場所となっています。競技場としての機能だけでなく、交流の場としても利用されており、地域のスポーツの振興に寄与しています。

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