アクシズ

アクシズ（AxisまたはAxcis）

アクシズは、アニメ『ガンダムシリーズ』の宇宙世紀を舞台にした作品に登場する架空の小惑星基地である。ジオン公国の残党によって形成されたこの基地は、特に重要な歴史の舞台に立っている。

構造と装置

アクシズは扁平な中央部を持つ一枚岩的小惑星であり、上部に円錐形の構造が二つ、下部には一つの円錐が取り付けられている。内部は要塞化され、多様な商店街が広がっており、4基の巨大な核パルス・エンジンが搭載されている。これにより、小惑星は自らの航行が可能になっている。
ちょうどその上に位置するモウサは、最初は住居専用であったが、その後ドックや外部砲台が設置され、戦闘機能が強化された。

歴史背景

宇宙世紀0072年、ジオン共和国はアステロイドベルト内の小惑星を資源採掘のために徴用し、大規模なプラントを建設した。この基地はのちに「アクシズ」と名付けられ、重要な軍事拠点としての役割を果たすことになる。

宇宙世紀0079年、ジオン公国の内部抗争や一年戦争の結果、アクシズには多くの脱藩艦艇とその兵士、家族が集結した。移住者は約3万人に達し、じっくりとアクシズの要塞化が進められた。強硬派と穏健派の間には緊張が存在し、権力の移動が絶えなかった。

軍事的な役割

アクシズは、宇宙世紀0083年に新たな勢力として台頭した。核パルスエンジンを使用して宇宙自体を移動する能力を持ち、敵勢力に対する攻撃力を格段に向上させた。
特に、アクシズはグリプス戦役と呼ばれる大規模な宇宙戦争において、敵艦隊を壊滅させるための兵器として使用される。小惑星アクシズを盾にして敵艦隊に衝突させるという大胆かつ危険な戦術が展開された。

新しいジオンへ

宇宙世紀0087年頃には、アクシズはネオ・ジオンと名乗る新たな勢力へと進化し、第一次ネオ・ジオン抗争が勃発する。内部では強硬派によるクーデターが発生するなど、政情不安定な状態が続いた。

宇宙世紀0093年には、再び地球への落下を試みるが、最終的には失敗。その後、アクシズは奇跡的に軌道を変えて、地球圏から離れていくこととなった。

アクシズの技術

アクシズは地球連邦にない独特の技術を持っている。代表的なものとしては「ファンネル」と「ガンダリウムγ」が挙げられる。この技術は、アクシズを中心にさらに進化し、後のネオ・ジオン活動にも大きな影響を与えることとなる。

重要な登場人物

アクシズにおいて重要な役割を果たしたのは、ハマーン・カーンとミネバ・ラオ・ザビである。彼らはアクシズの発展、及び戦争の結果に大きく影響を与えた。

以上のようにアクシズは、ただの小惑星基地にとどまらず、宇宙世紀の物語の中でさまざまな要素を結びつける重要な地点だった。その歴史は複雑で、数多くの登場人物と事件に彩られている。

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