アクセスカウンタ

アクセスカウンターは、ウェブページへのアクセス数を記録し、訪問者へ表示するためのプログラムです。主にCGI（Common Gateway Interface）を用いて作成されますが、その基本的な仕組みは以下のようになります。

アクセスカウンターの仕組み

1. プログラムの起動: ウェブページにアクセスがあると、アクセスカウンター用のプログラムが自動的に起動します。このプログラムは、ウェブサーバー上で動作し、アクセス数を記録・表示する役割を担います。

2. アクセス数の読み取り: プログラムは、別に用意されたアクセス数記録用のファイルから、現在のアクセス数を読み取ります。このファイルには、過去からのアクセス数の合計が保存されています。

3. アクセス数の更新: 読み取ったアクセス数に1を加算し、その結果を再びアクセス数記録ファイルに書き戻します。これにより、アクセス数が一つ増加します。

4. アクセス数の表示: ウェブページに現在のアクセス数を表示します。多くの場合、0から9までの数字の画像ファイルを用意し、HTMLの``要素を使ってこれらの画像を連結して表示します。例えば、アクセス数が「1234」であれば、「1」「2」「3」「4」の4つの画像が順番に表示されます。

アクセスカウンターの特殊機能

アクセスカウンターには、同じ人が短時間で何度もページを閲覧した場合に、アクセス数が不必要に増加するのを防ぐ機能が備わっていることがあります。具体的には、以下の様な仕組みが用いられます。

IPアドレスの記録: アクセスがあった際に、アクセス元のIPアドレスを外部ファイルに記録します。
IPアドレスの照合: アクセス数の更新処理の前に、現在のアクセス元のIPアドレスと、過去に記録したIPアドレスを照合します。
重複アクセスの排除: 照合の結果、IPアドレスが一致した場合、つまり同一人物が短時間で再アクセスしたと判断された場合は、アクセス数の加算処理を行いません。これにより、不必要なアクセス数の増加を抑制します。

この機能により、より正確なアクセス数を表示することが可能になります。アクセスカウンターは、ウェブページの人気度を測る基本的な指標の一つであり、今日でも多くのウェブサイトで利用されています。

関連項目

キリバン: 特定のアクセス数（例えば1000回目、10000回目など）に到達した際に、特別な表示やイベントを行う機能。
ブログパーツ: ブログなどのウェブページに埋め込むことができる小さなプログラム。アクセスカウンターもブログパーツとして提供されることがあります。
外部リンク: アクセスカウンターに関連する技術や情報を提供している外部サイトへのリンク。
* Wikipedia article traffic statistics: Wikipediaの各記事の閲覧数に関する統計。アクセスカウンターと類似の目的で、ページの閲覧状況を把握するために用いられます。

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