アクロニス

アクロニス（Acronis, Inc）について

アクロニスは、データバックアップ、障害復旧、システム開発、ディスク管理ソフトウェアを提供する多国籍企業です。様々なプラットフォームに対応したソフトウェアを開発・販売しており、個人や法人のニーズに応える製品ラインを持っています。日本ではアクロニス・ジャパン株式会社がその役割を担っています。

沿革

アクロニスは2003年に設立され、その創業者はSerguei Beloussov、Max Tsypliaev、Ilya Zubarevの3名です。これにより、データ保護やバックアップソリューションに特化したビジネスがスタートしました。2009年9月には、日本法人となる「アクロニス・ジャパン株式会社」が設立され、日本市場にも本格的に進出しました。

さらに、2025年には欧州系の投資ファンドであるEQTがアクロニスの過半数株式を取得する予定です。この動きは、同社のさらなる成長を目指してのものと考えられています。

製品群

アクロニスの製品は、個人向けと法人向けに分けられます。

個人向け製品

• - Acronis Cyber Protect Home Office: PCデータのバックアップや復元、ディスクイメージの作成、データの完全消去が可能なソフトで、マルウェア保護機能も備えています。旧称はAcronis True Imageです。
• - Acronis Migrate Easy: システム移動を簡単に行うためのツールです。
• - Acronis Disk Director: ハードディスクのパーティショニングや管理を行えるソフトウェアです。

法人向け製品

• - Acronis Backup: 仮想マシンやWindows、Linuxのサーバーおよびワークステーション向けのバックアップソリューションで、単体で利用できるよう設計されています。
• - Acronis Backup Advanced: 複数のサーバーやワークステーションに対して集中管理型のバックアップソリューションを提供します。
• - Acronis Snap Deploy: ハードディスク全体のイメージファイルを作成し、ネットワーク上にある複数のコンピュータに同時に配信する管理ソリューションです。

まとめ

アクロニスは、データバックアップや障害復旧に特化した製品を提供することで、多くの利用者の信頼を得ています。個人や法人向けにそれぞれ異なるニーズに応じたソリューションを用意し、さらなる事業の拡大を目指す中で、日本市場でも存在感を強めています。これらの製品はその操作性や機能の充実さから、多くのユーザーに支持されています。アクロニスは今後も、データ保護の領域でリーダーシップを発揮していくことでしょう。

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