アサウラ

アサウラは、1984年5月29日生まれの日本の小説家、脚本家、そして漫画原作者です。本名は公表されていませんが、北海道出身で現在は東京都在住の男性です。

彼の創作活動は、大学在学中に『黄色い花の紅』で第5回スーパーダッシュ小説新人賞の大賞を受賞したことに始まります。2006年9月、同作品で小説家デビューを果たしました。初期は銃器マニアとしての知識を生かしたガンアクション作品を執筆していましたが、担当編集者との打ち合わせを通じて、ラブコメディやファンタジーとは異なる、真剣に取り組みつつもユーモラスな作品を求めるようになり、『ベン・トー』シリーズを創作することになります。この『ベン・トー』シリーズは、2011年にアニメ化されるなど大きな成功を収めました。

アサウラ氏は、セガが好きであることを公言しており、その趣味は作品にも反映されています。また、TBSラジオの番組『爆笑問題カーボーイ』内のコーナー『田中はアニメを知らない』に自身の作品『ベン・トー』が取り上げられたことをきっかけに、コーナー終了までネタを投稿。その完成度の高さから爆笑問題の太田光、田中裕二両名から高い評価を受け、2021年末の同番組恒例企画『メールNo.1グランプリ』にリザーバーとして出場を果たしました。翌年の2022年末の同グランプリへの出場は辞退しています。

彼の作品リストは多岐に渡ります。小説ではスーパーダッシュ文庫、オーバーラップ文庫、ダッシュエックス文庫、富士見ファンタジア文庫、LINE文庫エッジ、講談社、電撃文庫など、複数のレーベルから多くの作品を発表しています。代表作である『ベン・トー』シリーズ以外にも、『デスニードラウンド』『生ポアニキ』『ファング・オブ・アンダードッグ』『英雄都市のバカども』『道-MEN 北海道を喰いに来た乙女』『サバゲにGO!』といった単行本作品や、『小説シドニアの騎士 きっとありふれた恋』『リコリス・リコイル Ordinary days』『小説が書けないアイツに書かせる方法』『リコリス・リコイル Recovery days』などのライトノベル作品があります。さらに、アンソロジーへの寄稿や雑誌への掲載作品も多数存在します。

漫画原作においても、柴乃櫂人氏やサンカクヘッド氏、ラルサン氏など様々な漫画家とコラボレーションし、『ベン・トー』シリーズの漫画版や『TiN-So 君が手にする俺の機巧魔剣』『異端狩り』『DOUBLE HELIX BLOSSOM』といった作品を世に送り出しています。

ゲーム業界にも携わっており、『AKIBA'S TRIP -アキバズトリップ-』ではシナリオ協力、『まっぷたツートンソウル』ではシナリオと世界観を担当しています。

アニメ業界では、『ベン・トー』の原作、『メルヘン・メドヘン』『Phantom in the Twilight』『revisions リヴィジョンズ』の脚本、『リコリス・リコイル』のストーリー原案などを手がけています。

その他にも、NHKの番組『MAG・ネット』への出演や、『栄養と料理』誌、『小説すばる』誌への寄稿、ライトノベル『スパイ教室』への銃器設定協力、『呪術廻戦』への軍事監修など、多様な分野で活動しています。

アサウラ氏の公式サイトや、X（旧Twitter）アカウントも存在し、彼の活動状況を知ることができる貴重な情報源となっています。彼の幅広い創作活動は、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。

もう一度検索