アス・ネベス

アス・ネベス（As Neves）

アス・ネベスは、スペイン北西部、ガリシア州のポンテベドラ県に位置する自治体です。コマルカ・ド・コンダードに属し、豊かな自然と歴史的な背景を持つ地域として知られています。

歴史

アス・ネベスの歴史は古く、その名称も時代とともに変遷してきました。1904年までは、自治体庁舎が置かれていたサンタ・エウシェニア・デ・セタードスにちなんで「セタードス」と呼ばれていました。その後、「ニエベス」という名称を経て、1981年にガリシア語の「アス・ネベス」へと正式に改名されました。この名称変更は、地域文化の尊重とガリシア語の復興を象徴する出来事と言えるでしょう。

地理

アス・ネベスは、ポンテベドラ県の南東部に位置し、周辺の自治体と国境を接しています。北はポンテアレーアス、モンダリス、ア・カニーサ、東はアルボ、西はサルバテーラ・デ・ミーニョと隣接し、南はポルトガルとの国境となっています。自治体の中心地区は、アス・ネベス教区のアス・ネベス地区です。この地域は、ポンテアレーアス司法管轄区に属しています。

人口

2012年のガリシア統計局のデータによると、アス・ネベスの人口は約4,300人です。過去のデータと比較すると、2010年には4,429人、2004年には4,440人と、わずかながら減少傾向にあります。住民は13の教区に点在する189の地区（集落）に居住しており、地域全体にコミュニティが広がっています。住民呼称は、男女同形で「nevense」です。

言語

アス・ネベスでは、ガリシア語が広く使用されています。2001年の調査によると、自治体人口に占めるガリシア語話者の割合は99.26%と非常に高く、ガリシア語が地域社会において重要な役割を果たしていることがわかります。

政治

アス・ネベスの自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のラウル・エミリオ・カストロ・ロドリゲス氏です。2011年の自治体選挙結果に基づくと、自治体評議員の構成は、ガリシア国民党が6議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が4議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が1議席となっています。

教区

アス・ネベスは、以下の13の教区に分かれています。自治体の中心地区があるのはアス・ネベス教区です。

Batalláns
Cerdedo
Liñares
Navás
землі
Rubiós
San Cibrán de Ribarteme
San Pedro de Batalláns
San Xosé de Ribarteme
Santiago de Ribarteme
Setados
Taboexa
アス・ネベス（As Neves）

アス・ネベスは、その豊かな自然、歴史的な背景、そして地域住民の強い結びつきによって、独自の文化を育んできた地域です。ガリシア語を大切にする姿勢は、この地域のアイデンティティを強く反映しています。

外部リンク

アス・ネベス公式サイト

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