アバ (GUILTY GEAR)

アバ (GUILTY GEARシリーズ)

アバは、アークシステムワークスの2D対戦型格闘ゲーム『GUILTY GEARシリーズ』に登場する、独特な設定を持つキャラクターです。

概要

設定

アバは、「フラスコ」と呼ばれる研究所で生まれたホムンクルスの女性です。鍵型のネジが頭部を貫通し、全身を白い包帯で覆った特異な外見をしています。『STRIVE』では、髪型が浅葱色のロングヘアに変わり、カチューシャを着用しています。

フラスコで10年間を過ごした後、外の世界で鍵状の斧「パラケルス」に出会い、共に旅に出ることを決意します。鍵を新たな世界を切り開く象徴として好み、愛するパラケルスも鍵に似た外見をしています。

普段は暗くおどおどした性格ですが、「自分は人間より優れている」という自負心を持ち、間違ったことわざを引用して他人を評価することがあります。口の利き方は悪いものの、最低限の思いやりは持ち合わせています。

パラケルスに対しては並々ならぬ愛情を抱くヤンデレ気質で、彼を「夫」として扱います。パラケルスが他の戦士に興味を示すと激しく嫉妬し、戦いを挑みますが、アバ自身の戦闘能力は高くありません。

名前の由来

スウェーデンのポップスグループ、ABBAが由来です。

パラケルス

アバの武器である生物闘斧で、文語調で話します。過去の聖戦の遺物であり、敵味方関係なく血を求めるため「葡萄酒の太刀風」とも呼ばれました。本名はフラメントナーゲルですが、鍵に似た形状からアバに「パラケルス」と名付けられました（パラケルスはアバの生みの親の名前です）。アバとの奇妙な生活を送りながらも、再び戦場に戻ることを望み、アバから逃げ出したいと考えています。

必殺技などで血を得ると、頭部が山羊の頭骨のように変化し、性能が向上します。『STRIVE』では黒く変色し、溶けたような状態になっています。

名前の由来は錬金術師のパラケルススです。

ゲーム内では、『GUILTY GEAR』シリーズのディレクターである森利道が声を担当していました（『XXΛC』まで）。

ストーリー

GUILTY GEAR XX SLASH

10年間「フラスコ」で過ごしたアバは、鍵収集を止め、外界へ出ることを決意します。そこで出会った生物闘斧フラメントナーゲルに一目惚れし、「パラケルス」と名付けて夫として迎え、彼に人造の体を与えるための旅を始めます。

ゲーム中の性能

特徴

通常モードと諸刃モードの切り替えが特徴です。特定の条件で通常モードから諸刃モードに移行します。

通常モードでは動きが鈍重で技の性能も低いですが、諸刃モードになるとスピードが向上し、高性能・高威力の技を持つ強力なキャラクターに変貌します。防御力も高めに設定されています。

専用システム

輸血パック: ラウンド開始時に3つ用意され、一部の必殺技で使用します。
諸刃ゲージ: 体力ゲージの下に表示され、時間経過やダウンで減少します。通常モードに戻ると回復します。
諸刃モード: 「結合」または「焼成」で移行し、移動速度や技の性能が向上しますが、ダメージを与えると自身の体力も減少します。
獄諸刃モード: 諸刃モード中に輸血パックを使用して「変質」を行うことで移行し、さらに強力になりますが、諸刃ゲージの減少速度が速まります。

技の解説

通常モードと諸刃モードで使用できる技が異なります。輸血パックを消費する技にはその旨が記載されています。

必殺技: 牽引、消却、抹消、覆滅、断獄、忌避、焼成、結合、断罪、分離、過失、根絶、飽食など
フォースブレイク: 牽引、断罪、忌避
覚醒必殺技: 証拠・隠匿、証拠・隠滅、証拠・爆滅、変質
一撃必殺技: 無知の闇

テーマミュージック

Keep In Gates
Symphony

ステージ

FRASCO (SLASH)

担当声優

アバ: 滝本みか（『ISUKA』 - 『XXΛC』）、杉山里穂（『STRIVE』）
パラケルス: 森利道（『ISUKA』 - 『XXΛC』）、龍谷修武（ドラマCD）、神谷明（『STRIVE』）

その他

アバの設定は、彼女がホムンクルスであることから錬金術に由来する要素が多く含まれています。

関連項目

GUILTY GEARシリーズ
* GUILTY GEARの用語集

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