アビゲイル (映画)

映画『アビゲイル』作品概要

『アビゲイル』（原題: Abigail）は、2024年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画です。マット・ベティネッリ＝オルピンとタイラー・ジレットが監督を務め、メリッサ・バレラが主演を務めています。また、本作は惜しくも亡くなったアンガス・クラウドの遺作となりました。

ストーリー

物語は、ある犯罪者グループが裏社会の大物の娘であるアビゲイルを誘拐するところから始まります。彼らは5000万ドルの身代金を手に入れる目論見でしたが、アビゲイルに危害を加えないと約束したメンバーの一人、ジョーイが彼女から憐れむような言葉をかけられたことから、事態は急変します。アビゲイルの正体は、なんと古代から生き続ける吸血鬼だったのです。誘拐犯たちは、監禁するはずだったアビゲイルによって、逆に屋敷に閉じ込められ、恐怖に慄くことになります。

キャスト

アビゲイル：アリーシャ・ウィアー（水瀬郁）
裏社会の大物の娘。外見は12歳の少女だが、その正体は古代から生き続ける吸血鬼。
ジョーイ：メリッサ・バレラ（下山田綾華）
女性軍人で薬物中毒者。身代金目的で犯罪者集団に加わる。
フランク：ダン・スティーヴンス（平川大輔）
元刑事。身代金目的で犯罪者集団の一員となる。
サミー：キャスリン・ニュートン（坂本悠里）
上流階級育ちのハッカー。身代金目的で犯罪者集団に加わる。
リックルズ：ウィリアム・キャトレット（宮崎遊）
海兵隊の狙撃兵。身代金目的で犯罪者集団の一員となる。
ピーター：ケヴィン・デュランド（かぬか光明）
元暴徒。身代金目的で犯罪者集団の一員となる。
ディーン：アンガス・クラウド（村井雄治）
運転手。身代金目的で犯罪者集団の一員となる。
ランバート：ジャンカルロ・エスポジート（丸中康司）
犯罪者軍団の首謀者。
クリストフ・ラザール：マシュー・グード
アビゲイルの父。悪名高い裏社会の大物。実は古代から生き続ける吸血鬼。

製作の背景

2023年4月、マット・ベティネッリ＝オルピンとタイラー・ジレットが監督に決定しました。当初、二人は『スクリーム』（2022年）の続編として本作を手がける予定でしたが、ユニバーサル・ピクチャーズが『スクリーム6』の製作を優先したため、そちらが先に製作されることになりました。その後、メリッサ・バレラをはじめとする主要キャストが決定し、製作が本格的に始動しました。

撮影と音楽

主要撮影は2023年6月30日にアイルランドのダブリンで開始され、『Abducting Abigail』という仮タイトルで進められました。撮影は全米映画俳優組合のストライキによって一時中断されましたが、同年12月に無事終了しました。アンガス・クラウドは撮影終了後の2023年7月31日に亡くなりました。
音楽はブライアン・タイラーが担当し、サウンドトラックはバック・ロット・ミュージックから2024年4月19日に発売されました。

公開とマーケティング

本作のオフィシャルトレーラーは2024年1月12日に公開され、その後、4月5日には第2弾のトレーラーが公開されました。2024年4月7日には、オーヴァールック映画祭でプレミア上映が行われました。日本版のオフィシャルトレーラーは2024年6月26日に公開されています。

興行収入

本作は公開初週末に1200万ドルから1500万ドルの興行収入が見込まれていましたが、実際にはそれを下回る結果となりました。2024年4月19日に全米3384館で公開され、公開初週末に1029万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキングで初登場2位となりました。

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
アビゲイル - allcinema
* IMDbの該当ページ'>Abigail - IMDb（英語）

もう一度検索