アブドゥラーヒム・ラーヤブ

イバ（Abdurahim Laajab） - サッカー選手の軌跡

基本情報

イバ（Ibba）、本名アブドゥラーヒム・ラーヤブは、1985年5月21日にノルウェー・オスロで生まれたプロサッカー選手で、主にフォワードとしてプレーした。彼はまた、フットサル選手としても知られている。特に、日本の横浜FCでは2017年シーズンにJ2リーグで25得点を挙げ、得点王に輝くなど、チームのエースとして活躍した。

若年期とサッカーキャリアの始まり

イバは、ユース時代をヴォレレンガ・フォトバルやモスFKで過ごした後、友人の紹介を受けてスケイド・フォトバルに入団した。最初は出場機会が限られていたものの、2004年シーズンの後半で2得点を挙げ、その後の成長につながった。2005年には、モアと共にローゼンボリBKのプレシーズンツアーに参加し、ドレバク＝フログンILへの短期レンタルを経て、3部リーグのセルムスンドIFに移籍した。

ドイツへの挑戦と帰国

2006-2007シーズンにはボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍し、そこでノルウェー語でのコミュニケーションが難しくなり契約が解除された後、再びスケイドに戻ることとなった。2008年にはノトデンFKに移籍し、そこでレギュラーに定着。しかし、シーズンの終わりに新監督が就任し、ベンチ要員になったことで退団を決意した。2010年にはスペインのエルチェCFと契約交渉をしたが、最終的にはミェンダーレンIFへ加入した。

横浜FCでの成功

2016年に横浜FCに移籍し、初年度からエースとしての役割を果たす。特に2017シーズンは印象的で、ロアッソ熊本戦でのハットトリックを含む25ゴールでリーグ得点王に輝いた。2018年も継続的に活躍し、17ゴールをマークしチームの主力としての地位をさらに確立した。しかし、2020シーズンには出場機会が減少し、J1での出場はごく限られたものとなった。

大宮アルディージャへの移籍

2021年8月、大宮アルディージャに完全移籍。しかし、チームに馴染むことができず、出場数が伸び悩んだ。最終的に1シーズンで得点数はわずかに留まり、契約満了が発表された。

フットサルでの活躍

イバはサッカーだけでなく、フットサルでも際立った成果を残している。2011年のマルタ戦でデビューし、そこではハットトリックを達成。さらに、2012年に行われたUEFAフットサル選手権予選でも驚異的な活躍を見せた。これにより、彼はフットサルの世界でもその名を知られる存在となった。

受賞歴

イバは、2017年4月にはJリーグ月間MVPに選ばれ、同年にはJ2リーグの得点王としてもその実力を証明した。

おわりに

イバは、そのキャリアを通じて多くの困難を乗り越え、自らのスキルを磨いてきた。サッカー、フットサル双方での成功は、彼の多才な才能を示すものと言える。彼の今後の活躍にも注目が集まる。

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