アミティヴィル:ジ・アウェイクニング

アミティヴィル:ジ・アウェイクニング

『アミティヴィル:ジ・アウェイクニング』（原題：Amityville: The Awakening）は、2017年にアメリカで公開されたホラー映画です。フランク・カルフンが監督・脚本を務め、ベラ・ソーンが主演を務めています。本作は、『悪魔の棲む家』シリーズの18作目にあたる作品です。

あらすじ

ベル、ジュリエット、ジェームズの3姉弟は、母親のジョーンと共に新たな生活を始めるため、ある家に引っ越してきます。それは、ジェームズの治療費を捻出するために、家賃を抑える必要があったからです。しかし、引っ越し後から一家の周りで不可解な出来事が頻発するようになります。昏睡状態だったジェームズが突然意識を取り戻したり、ベルが悪夢に悩まされるようになったりするのです。

ベルは、母親のジョーンが何かを隠しているのではないかと疑念を抱き始めます。そして、一家が引っ越してきた家こそ、かつて惨劇が起きたオーシャン・アベニュー112番地、悪名高き「アミティヴィルの家」だったことを知るのでした。

キャスト

ベル：ベラ・ソーン
ジェームズ：キャメロン・モナハン
ジョーン：ジェニファー・ジェイソン・リー
テレンス：トーマス・マン
ジュリエット：マッケンナ・グレイス
キャディス：ジェニファー・モリソン
ミルトン博士：カートウッド・スミス
マリッサ：テイラー・スプライトラー
* アニー：クレオパトラ・コールマン

製作の裏側

当初、本作は『Amityville: The Lost Tapes』というタイトルで、全く異なる内容のファウンド・フッテージ作品として企画されていました。ディメンション・フィルムズとミラマックスが製作を担当し、ケイシー・ラ・スカラとダニエル・ファランズが脚本を手掛ける予定でした。ストーリーは、テレビ局のインターンがジャーナリストやゴーストハンター、エクソシストと共にアミティヴィルの幽霊屋敷に潜入し、禁断の扉を開けてしまうというものでした。

フランク・カルフンが監督に起用され、撮影スケジュールや公開予定日も決定していましたが、製作が難航し、企画は頓挫してしまいます。その後、ラ・スカラとファランズは脚本を修正し、2014年3月に『Amityville』として再始動することを発表しました。同月には、ベラ・ソーンとジェニファー・ジェイソン・リーの出演が決定し、4月にはトーマス・マン、キャメロン・モナハン、テイラー・スプライトラーの出演も発表されました。

マーケティング

2014年8月22日に公開されたファースト・トレイラーで、タイトルが『Amityville: The Awakening』に変更されたことが明らかになりました。2016年3月7日には、テレビドラマ『ベイツ・モーテル』のシーズン4第1話放送中に新たな予告編が公開されました。

公開までの道のり

当初、本作は2015年1月2日に全米公開される予定でしたが、2014年9月に公開予定作品リストから外されました。その後、2016年4月15日に公開されることが発表されましたが、2016年3月2日にフィルムヤード・ホールディングスがミラマックスをベイン・メディア・グループに売却したことで、ミラマックスが製作から離れることになりました。その後、公開日は2016年4月1日に前倒しされましたが、試写会の反応を受けて2017年1月6日に延期。さらに、2016年12月16日には2017年6月30日に再延期されることが発表され、最終的には全米公開が見送られるという異例の事態となりました。

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