アミング潮江

アミング潮江（アミングしおえ）

アミング潮江は、兵庫県尼崎市に位置し、JR西日本の尼崎駅北口近くに広がる再開発地区の通称です。この地域は約9ヘクタールにわたっており、兵庫県、尼崎市、住宅・都市整備公団の協力によって進められました。1990年に第一地区の事業が認可され、約1000億円を投資した結果、1999年にこのプロジェクトが完成しました。アミング潮江という名称は、第一地区、第二地区、駅前地区を含むこの開発エリア全体を指すものであり、1,200戸を超える高層マンション、商業施設、大型量販店、レストランなどを備えた「未来型都市」としての魅力が宣伝されています。

第一地区

第一地区は潮江一丁目、二丁目、浜二丁目、浜三丁目にかかるおよそ1.96ヘクタールのエリアで、合計で43,100㎡の面積があります。この地区には4棟の建物が建設されており、223戸の権利者住宅、41戸の公団分譲住宅、29戸のコミュニティ住宅が整備されています。また、商業施設としては75店舗、業務施設13区画、体育館や駐車場も設けられていて、1994年3月28日に「街開き」が行われました。ここには再開発ビルの「アミング潮江イースト」などが位置しています。

第二地区

第二地区は、かつて麒麟麦酒の尼崎工場があった場所を中心に広がる約3.6ヘクタールのエリアです。この第二地区は、再開発全体の中で最も最後に完成し、1999年11月に開業しました。この地区には「アミング潮江ウエスト」と「プラスト」といった再開発ビルが存在し、キリンホテルの子会社が運営するホテル「ホップインアミング」も開業しました。ただし、2009年にはこのホテルの全株式がキリン麦酒からJR西日本ホテル開発に譲渡されました。

駅前地区

駅前地区は再開発がまだ進行中だった1995年12月に、仮設店舗「アミング駅前」が設置され、28店舗がそこで営業を開始しました。このエリアの開発は、兵庫県住宅供給公社によって市街地再開発事業の一環として進められ、1998年1月に完成を迎えました。

施設情報

アミング潮江内には多様な施設が揃っています。特に集合住宅としては、賃貸住宅がいくつかあり、都市再生機構シティハイツ尼崎駅前、ルゼフィール潮江、そして兵庫県住宅供給公社のアメニティコート尼崎が存在します。また、宿泊施設としては「ホテルヴィスキオ尼崎」があり、旅行者にも便利な環境が整っています。商業施設には、アミング潮江プラストいきいき館があり、主要なテナントにはTSUTAYA、ダイソー、サイゼリヤ、ラウンドワンなどがあります。さらに阪急オアシス尼崎潮江店やアミング潮江商店街も地域の賑わいを支えています。

このようにアミング潮江は、居住空間と商業活動が融合した都市型地域として、多くの人々に便利で快適な生活環境を提供しています。

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