アムラックス

アムラックス（AMLUX）とは

アムラックスは、かつて東京都豊島区東池袋に存在したトヨタ自動車の展示ショールームです。正式名称は「トヨタ オートサロン アムラックス東京（TOYOTA AUTOSALON AMLUX TOKYO）」で、トヨタ自動車池袋ビル内にありました。名称の「AMLUX」は、「AUTOMOBILE（自動車）」と「LUXE（優雅）」を組み合わせた造語です。

1990年9月25日にオープンし、2013年12月23日に営業を終了するまで、多くの人々に親しまれました。運営は、トヨタ自動車の孫会社であるアムラックストヨタが担当していました。

アムラックスの概要

アムラックスは、「見る」「乗る」「相談する」「楽しむ」をキーワードに、トヨタの様々な車種を展示していました。新型車やモデルチェンジ車を中心に、系列販売店の枠にとらわれず、多くの車種が展示されていました。また、コンセプトカーやモータースポーツ関連の車両、レーシングドライバーのトークショーなど、イベントも開催され、多くの自動車ファンを魅了しました。

各フロアにはカウンターが設置されており、カタログの受領も可能でした。ただし、一部の商用車やセンチュリー、レクサス車などのカタログは提供されていませんでした。また、自動車に関する相談には、コンサルティングスタッフの「アムラックスミレル」が対応していました。

アムラックスの閉鎖

アムラックスは、首都圏におけるトヨタのブランド認知度の向上という一定の役割を終えたと判断され、2013年12月23日に閉鎖されました。閉鎖後、ショールーム機能は江東区青海のパレットタウン内にあるMEGAWEBに集約されました。

アムラックスは、東京だけでなく大阪にも存在しました。大阪・梅田のOSビルに1993年7月に開設された「アムラックス大阪」は、アムラックス東京に先駆けて、2003年6月に閉鎖されています。

アムラックス閉鎖後の動き

アムラックス閉鎖後、1階と地下1階にはゼビオホールディングスが出店し、「Victoriaスポーツモール池袋東口店」がオープンしました。しかし、後に地下1階のゼビオスポーツエクスプレスは撤退し、跡地にはアインファーマシーズが運営するアインズ&トルペ東池袋店が2018年8月3日にオープンしています。

サンシャインシティ アネックスへ

2019年3月26日、隣接するサンシャインシティが親会社の三菱地所との共同で、トヨタ自動車池袋ビルの土地と建物を取得しました。これに伴い、ビル名称は「サンシャインシティ アネックス」に改められました。

各階の様子

かつてアムラックスとして使用されていた各階は、以下のような構成となっていました。
地下3階：駐車場
地下2階：展示スペース
地下1階：展示スペース
1階：展示スペース
2階：展示スペース
3階：展示スペース
4階：オフィススペース
* 5階：オフィススペース


アムラックスは、トヨタのブランド発信拠点として、多くの人々に親しまれていましたが、その役割を終え、現在はサンシャインシティ アネックスとして、新たな歴史を刻んでいます。

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