アラジン完結編 盗賊王の伝説

アラジン完結編 盗賊王の伝説

『アラジン完結編 盗賊王の伝説』は、1996年にリリースされたディズニーのビデオ作品で、約83分の長さを誇ります。この作品は、『アラジン』および『アラジン ジャファーの逆襲』の続編として位置づけられ、三部作の一環として扱われています。アラジンとジャスミンの結婚式を舞台に、家族や友情をテーマにした新たな冒険が繰り広げられます。

ストーリー概要

物語は、アラジンとジャスミンの結婚式の準備で盛り上がるアグラバーを舞台に始まります。式の最中、40人の盗賊団が王宮を襲い、結婚式を混乱に陥れます。盗賊団は触れたものを黄金に変える伝説の秘宝「ミダスの手」を探しており、王宮に保管されている「お告げの杖」を奪おうとします。アラジンは盗賊団を撃退しますが、「お告げの杖」から盗賊団の首領カシームが彼の生き別れた父親であることを知ります。

アラジンはカシームを追って盗賊団の隠れ家に侵入しますが、捕らえられてしまいます。カシームはアラジンが息子であることに気づき、一騎討ちを命じます。アラジンはサルークとの戦いの末、危機を脱しますがサルークは崖から落ちてしまいます。アラジンはカシームに対し、結婚式に出席してほしいと懇願するが、彼は悩みます。そこでイアーゴが王宮に忍び込むことで「お告げの杖」を再び手に入れるチャンスを示唆し、カシームは出席することを決めます。

しかし、サルークは戻ってきて王宮の情報をラズールに伝え、再び王宮を襲撃します。結婚式の日、カシームはイアーゴの手引きで宝物庫に忍び込み「お告げの杖」を手に入れますが、ラズールに捕まります。アラジンは父を救おうと奮闘し、彼を王宮から脱出させますが、再びサルークの裏切りに遭い捕虜になります。

カシームを助けるため、アラジンたちは「まぼろし島」を目指します。海の真ん中で巨大な亀が現れ、ミダスの手がある城に向かいます。アラジンたちは敵を退け、ミダスの手を手に入れますが、サルークがその手を奪い、自ら黄金に変わってしまいます。最終的にカシームは「秘宝よりも家族が大切だ」と悟り、ミダスの手を海に投げ捨てます。

騒動が収束した後、アラジンとジャスミンの結婚式が行われ、カシームはイアーゴと共に新たな冒険へと旅立ちます。

主なキャラクター

• - アラジン：本作の主人公で、家族について複雑な思いを抱えた青年。
• - ジャスミン：アラジンの愛する王女で、強い意志を持つヒロイン。
• - ジーニー：アラジンの友人で、結婚式を楽しみにしているランプの精。
• - イアーゴ：元ジャファーの手下で、アラジンの仲間。
• - カシーム：アラジンの父であり盗賊団の首領。
• - サルーク：盗賊団の一員で、裏切り者の一人。
• - サルタン：ジャスミンの父、アグラバー国王にして理解ある父親。

本作は、家族や友情の絆を描きつつ、冒険と成長を描いた素晴らしいアニメーション作品です。

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