アラモルト

フジファブリックの『アラモルト』は、2004年2月18日に東芝EMIからリリースされた3枚目のミニアルバムです。本作は、彼らがメジャーレーベルから初めて発表した作品であり、プレデビュー盤として5,000枚限定で発売されました。

内容は、インディーズ時代に発表した2枚のミニアルバム『アラカルト』と『アラモード』から厳選された7曲をリメイク、再録音した、ベストアルバム的な構成となっています。初期のフジファブリックの魅力を手軽に楽しめる作品と言えるでしょう。

CD-EXTRA仕様となっており、メンバー紹介やスクリーンセーバーといった特典も収録されています。現在は廃盤となっていますが、2010年6月30日にリリースされた完全生産限定ボックス『FAB BOX』に完全復刻盤が収録され、再び日の目を見る機会を得ました。

収録曲は以下の通りです。

1. 茜色の夕日
2. 花屋の娘
3. 線香花火
4. ダンス2000
5. 環状七号線
6. 浮雲
7. 笑ってサヨナラ

楽曲解説

茜色の夕日

この楽曲は、後に6thシングルとして再びリメイクされました。フジファブリックの代表曲の一つとして、広く知られています。

花屋の娘

初期のフジファブリックを代表する楽曲です。

線香花火

夏の終わりを感じさせる、切ないメロディが印象的な楽曲です。

ダンス2000

後に5thシングル「虹」のカップリングとして再びリメイクされました。

環状七号線

東京の風景を歌った楽曲です。

浮雲


笑ってサヨナラ

現在のフジファブリックのオリジナル楽曲の中で最も長い曲です。

『アラモルト』は、フジファブリックの初期の魅力が詰まった作品であり、彼らの音楽のルーツを知る上で非常に重要な一枚と言えるでしょう。インディーズ時代の楽曲が、メジャーの舞台でどのように生まれ変わったのか、その変化を聴き比べるのも面白いかもしれません。彼らの音楽の幅広さと、時代を超えて愛される楽曲の数々を、ぜひ堪能してください。

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