アリアーネ・ファン・オラニエ＝ナッサウ

アリアーネ・ファン・オラニエ＝ナッサウ殿下は、オランダ王国の王族であり、国王ウィレム＝アレクサンダー陛下とマクシマ王妃陛下の第三子として誕生されました。

誕生と幼少期

アリアーネ王女殿下は、2007年4月10日の午後9時56分、ハーグにあるブライアンデント病院にて生を受けられました。ご誕生時の身長は52センチメートル、体重は4135グラムでした。国王ご夫妻にとって、カタリナ＝アマリア王女殿下、アレクシア王女殿下に続く三人目のお子様です。

洗礼式は、ご誕生からおよそ半年後の2007年10月20日に、ハーグにあるグローテ・ケルク（大教会）で執り行われました。この洗礼式では、ルクセンブルクのギヨーム大公世子殿下、母マクシマ王妃陛下の妹にあたるイネス・ソレギエタ氏、そしてValeria Delger氏、Tijo Collot d'Escury氏、Anton Friling氏の合計5名が代父母を務めました。

命名の由来

アリアーネ王女殿下のフルネームは、アリアーネ・ウィルヘルミナ・マクシマ・イネス殿下（Ariane Wilhelmina Máxima Inés）です。名前に含まれるそれぞれの部分は、深い意味や家族との繋がりが込められています。

アリアーネ（Ariane）：この名前は、ラテン語の「ハドリアン（Hadrian）」またはギリシャ語の「アリアドネ（Ariadne）」に由来すると考えられています。父であるウィレム＝アレクサンダー国王陛下は、姉であるカタリナ＝アマリア王女殿下とアレクシア王女殿下と同様に、名前を「A」で始めることを望まれたと明かしています。
ウィルヘルミナ（Wilhelmina）：高祖母にあたるウィルヘルミナ女王陛下にちなんで名付けられました。
マクシマ（Máxima）：母であるマクシマ王妃陛下のお名前に由来します。
イネス（Inés）：代母の一人であり、母の妹でもあるイネス・ソレギエタ氏にちなんで名付けられました。

称号と王位継承権

2002年1月25日に公布された勅令に基づき、アリアーネ殿下は以下の正式な称号と敬称をお持ちです。

称号：オランダ王女（Prinses der Nederlanden）、オラニエ＝ナッサウ公女（prinses van Oranje-Nassau）
敬称：殿下（Koninklijke Hoogheid）

2013年の時点では、姉であるオラニエ女公カタリナ＝アマリア王女殿下、そしてアレクシア王女殿下に次ぎ、オランダ王位継承順位の第3位に位置していらっしゃいます。

教育

アリアーネ王女殿下は、姉宮お二方と同じく、ヴァッセナールにあるブロエムカンプ校（Bloemcampschool）で初等教育を開始されました。入学は2011年4月のことです。その後、2019年の夏からはハーグ市内のクリステライク・ジムナシウム・ゾルグフリート校（Christelijk Gymnasium Sorghvliet）に進学され、中等教育を受けていらっしゃいます。

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