アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実

アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実：詳細解説

概要

『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』（略称：アルラス）は、アピリッツが運営するスマートフォン向けアイテム課金制のRPGです。2019年7月30日にサービスを開始し、2022年5月31日にはフジゲームスからアピリッツへと運営が移管されました。

本作のテーマは「破壊と創造」。プレイヤーは、終わりに近づいている7つの世界を巡り、世界の「正しい終わり」を阻む敵と戦います。それぞれの舞台はパラレルワールドとなっており、同じ名前のキャラクターが異なる世界に存在し、世界観に合わせた個性を見せてくれます。キャラクター同士の物語や、世界と時間を超えた戦闘システムも魅力の一つです。

物語

無数の世界が、破壊と創造を繰り返しています。世界の終わりには「終焉の果実」が実り、破壊者が世界を滅ぼします。その後、創造者が「はじまりの種」を植えることで、世界は再び創造されるのです。「正しい終わり」とは、この終焉の果実が実る状態を指します。しかし、ウロボロスという存在が、世界の境界に穴を開けたことで、7つの世界は歪められ、「正しい終わり」を迎えることができなくなりました。

プレイヤーは、各世界で異なる「破壊者」となり、世界の終焉を迎え、終焉の果実を手にする役割を担います。7人の破壊者と、唯一の存在の可能性がある「世話人」イロンデール、そして方舟の「主」と呼ばれる謎の存在が、この物語を彩ります。

世界観とキャラクター

無数の世界: 破壊と創造を繰り返す、無数の世界群。
破壊者: 各世界で世界を終わらせる役割を担う主人公。7人の破壊者が存在し、それぞれ異なる世界で活躍します。
ウロボロス: 世界の境界に穴を開け、世界の終わりを操ろうとする存在。終焉の果実を好んで食べます。
世話人: イロンデールのみを指し、ウロボロスを傷つけた唯一の存在。破壊者をウロボロスへと導く役割を担っています。
謎の声: 方舟の「主」、ルフと共にイロンデールを導いた存在。無数の世界を観察し、破壊者の行動を監視しています。
方舟: 全ての運命の果てにある、物語の中心となる場所。
* ルフ: 方舟の世話係。

7つの世界

ゲーム内には、それぞれ異なるテーマを持つ7つの世界が存在します。

1. 黄昏: 権力の腐敗と圧制がテーマ。
2. 漆黒: 闇に閉ざされた世界。信仰の対立が物語の軸。
3. 凍土: 過去の過ちと、凍てつく世界での生存競争が描かれる。
4. 灼熱: 熱砂の世界で、水資源を巡る争いが展開する。
5. 東方: 理想郷と呼ばれた世界が、他世界からの侵入により荒廃した世界。
6. 降灰: 汚染された世界。人々は高い塔の中で暮らしている。
7. 輪廻: 未来予測システムによって平和を維持してきた世界。しかし、避けられない滅亡が迫る。

キャラクター

ゲームには、魅力的なキャラクターが多数登場します。各世界の破壊者、世話人イロンデール、そしてクレイ・シスと呼ばれるキャラクターたちが物語を彩ります。各キャラクターには、それぞれ詳細な設定と個性的な物語が用意されています。

制作

2019年4月6日の発表会で、幻想水滸伝で知られる河野純子氏と小牟田修氏を原作者に迎えていることが発表されました。また、狩野英孝氏が宣伝大使に就任し、声優ヴォーカルユニットKleissisがテーマ曲を担当しました。

参考文献

小牟田修・河野純子『アルカ・ラスト 原作設定資料本』は、非公式ながら原作者から自費出版され、コミックマーケットで販売された後、公式からも通販され、電子書籍化もされています。ただし、ゲームの設定とは異なる部分がある可能性があることを留意すべきです。

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