アルセウ・ホドリゲス・シモーニ・フィーリョ

アルセウ・ホドリゲス・シモーニ・フィーリョ

アルセウ・ホドリゲス・シモーニ・フィーリョ（Alceu Rodrigues Simoni Filho）は、1984年5月7日にブラジル・サンパウロ州ジアデマで生まれた元プロサッカー選手です。キャリアの大半をサッカーのミッドフィールダーとして過ごし、特に守備面での能力が評価されていました。

経歴

彼のプロキャリアはSEパルメイラスで始まり、ここで8年間在籍しました。パルメイラスでは、タイトル獲得に貢献し、成長を遂げました。しかし2007年には新たな挑戦として、柏レイソルに期限付き移籍を果たし、日本のサッカーリーグに初めて足を踏み入れました。柏レイソルでは主力選手としてチームの上位進出に貢献しますが、その後攻撃面での課題が顕著になり、クラブの来季構想から外れることになります。そのため2007年シーズンの終了とともに、柏レイソルを退団することが決定しました。

その後、J1昇格を果たしたコンサドーレ札幌が彼に対してオファーを出し、移籍が決定。しかし、なかなか日本でのプレーが続かなかったのは、移籍から間もない2008年2月6日の練習試合での事故によります。この試合で彼は相手選手に対して不適切な行為をしてしまい、結果として退場となりました。翌日、彼は自らの意志で退団を申し出て、チームを離れることになりました。チームに加入してからわずか7日間の出来事でした。

その後4月にはブラジルに戻り、ナウチコに所属します。2009年には柏レイソルに復帰することが決定しますが、再び怪我に悩まされます。2月の練習試合中に膝を負傷し、全治4ヶ月の診断を受けた後、さらなる診断で膝の靭帯に深刻な損傷が見つかります。その結果、5月末には選手登録が抹消され、再びサッカーから離れることとなりました。2010年には柏との契約は続いたものの、2011年11月には退団が発表されます。

その後、彼はグレミオ・バルエリ、マリーリアAC、クルーベ・ド・レモに所属し、キャリアを続けました。2015年にはモンテディオ山形に完全移籍し、2016年には契約満了を迎えて退団しました。特に日本のサッカーにおいては、彼の守備の技術とプレースタイルが多くのファンに支持されました。

個人成績とタイトル

• - Jリーグ初出場: 2007年3月4日、J1第1節 対ジュビロ磐田（柏）
• - Jリーグ初得点: 2007年3月21日、ナビスコ予選第1節 対清水エスパルス（柏）

タイトル

• - SEパルメイラス: カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB（1回、2003年）

様々なクラブでの経験を持つアルセウは、サッカーキャリアを通じて多くの学びと成長を遂げてきました。その後の人生においても、彼のサッカー経験が大いに活かされることでしょう。

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